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「ところでユーリアはなんでそんな体に…」


勇者時代の頃の会話に花を咲かせた後シーラは私に当然の疑問を投げかけてきた。


「…と思ったけどユーリアが生きてるしどうでもいい!」


そう言って満面の笑みをシーラは向けて来た。

笑顔はとても綺麗で可愛く癒されたが、質問するのかしないのか最初からはっきりして欲しかったのが私の本音である。


「それでユーリアはこの学園に学びに来たんだよね?ユーリアこの学園で学べることないと思うんだけど。というか学園の教師として働いて欲しいくらいね。」


学べる事は何も無いとシーラは言っているが私はそうは思わなかったのでこの学園に来たのだ。

もちろんルーシェの頼みということもあるが。


「この5年間の情報が全くないし今の学生のレベルも見てみたい。何よりルーシェが心配だから。」


そう私が言うとシーラは納得したのか頷き、私の方を見た。


「なら、教師でもいいじゃない。」


確かに教師については何も触れなかったが頷いてくれたので納得してくれたと思ったのだがそうでは無かったようだ。


「教師だといざという時にルーシェを守れないし、せっかく子どもの体なんだし、前は通えなかった学園に通ってみたいから教師のことは諦めてくれ。」


そう私は学園なんて行く暇もなく勇者に任命され魔王を倒しに旅をしていたため学園に通ってみたかったのだ。


「はぁ…なら仕方ないわね。生徒でもこの学園にいること自体がありがたいわけだし。」


長年一緒にいたこともあり私が1度言ったことは絶対に折らないということを熟知していたためかすぐに折れてくれた。

私としてはとてもありがたかった。


「とりあえずユーリアは入学確定としてルーシェは受かるかどうか分からないわよ?」


最もな疑問を投げかけてきたが私はその事については全く心配していない。

なぜならあれだけ学園を楽しみにしていたルーシェがこの学園に入学できる絶好の機会を逃すわけが無いのだから。


「ルーシェは絶対受かるよ。」


私は瞳の奥に確かな信頼と自信を宿しシーラに言った。


「あなたが言うならそうなんでしょうね。私はあなた達がこの学園に入学して来ることをたのしみにしてるわね。」


微笑みながら私達が入学をしてくることを楽しみだと言ってくれた。


「うん。じゃあ今日はもうルーシェの試験も終わるだろうし帰るね。"またね"」

こういう所がシーラのいい所だと私は思う。

この期待に答えるためにもルーシェが入学できる事を私は祈ることしかできないのだが。

でもまたこの学園に来れることを祈ってシーラにはまたね。といい私はルーシェの所へ向かった。


更新遅れました…すみません…

この作品で「2ヶ月以上更新されていません」がでるとは思っていませんでした…

まぁ更新遅れるのは私の作品読んでくれている方は日常茶飯事になってきてますかねw

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