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試験会場

「わぁ!たくさん人がいるね!」


「そうだねルーシェ。」


受付から少し進むとルーシェの言う通りたくさんの人が試験を受けていた。

いまここから1番近くの試験会場は剣術だろうか。

人が多くなんの試験をしているかどうかはここからでは遠くて見えないが、何かがぶつかりあう鈍い音がしているし剣術の試験だろう。


「ルーシェ。ここからだと剣術の試験が1番近くでやってるみたいだからまずそこにいこ?」


「うん!わかった!」


順番は特に説明がなかったので魔術、剣術、筆記のどの試験からやっても大丈夫なのだろう。

ならば1番近くのものからやろうと言うことで私とルーシェは剣術試験を最初に受けることに決めたのだ。



そして剣術試験を受けることに決めた私たちはすぐに剣術試験の会場に近づき受験者が並んでいるであろう列に並んだ。


「うわぁ…すっごいね。あんな早く剣を振れるなんて…」


「きっとルーシェもいつかあんな風に振れるようになるよ。」


ルーシェは今試験官と模擬戦をしている受験者の剣術に夢中だが私は何か忘れていることがある気がして頭を悩ませていた。


「あんなに剣を振れるならあの人も冒険者なのかなぁ…」


「!?」


そんなルーシェが無意識に発した言葉で私の頭は覚醒した。

そうだった。冒険者カードを1番声をかけやすそうな人に見せろと言われていたんだ。

それに気付いた私はすぐに辺りを見渡して声をかけやすそうな人を探した。

するとポニーテールに髪を結び眼鏡を付けた知的な女性試験官が見えた。

私は直感的にあの人に見せようと思い列を外れ走り出した。


「ルーシェごめーん!私冒険者カード見せてくる!試験頑張ってね!!」


「ちょっと!?ユーリア!!」


ルーシェは何か抗議したそうな声をあげていたが私はスルーしポニーテールの試験官の元へと走っていった。


「試験官さん!冒険者カードを見せたら試験が免除になる可能性があるってほんとですか!?」


ポニーテールの試験官さんのところに走り着いた私は訊ねた。


「はい。ある程度のランクがあれば免除になる可能性もありますよ。」


急に話しかけた私にもこの丁寧な対応。私の直感は正しかったようだ。


「もしかして冒険者カードをお持ちで?」


「はい!」


「では冒険者カードを拝見させてもらってもいいでしょうか?」


「どうぞ!」


そう言って私は冒険者カードをポケットから取り出しポニーテールの試験官さんに渡す。

冒険者カードを受け取った試験官さんはカードを見て驚きで目を開くとすぐに目を細めてしまった。

その数秒後困ったような顔をした。


「はぁ。ユーリアさんですか冒険者カードにはAランクと書いてありましたが、偽装が掛かってますね。こんな偽装のスキルがあるなら違う所に使えばいいじゃないですか。」


「えっ!!」


私が試験官さんがガリオンが施した偽装を見破ったことに驚いている間に試験官さんは偽装をとき始めた。


「本当は何ランクなんですか…Eランク…よくてDランクですかね。はてさてランクは……」


試験官さんが本格的に偽装をとき始めて数秒後顔を驚愕に染めた。


「ユウト……Sランク…ほんとにユウトなの…?」


試験官さんは独り言のつもりだったのかとても小さい声だったのだが私は耳がいいため聞こえてしまった。ここで嘘をついてもいいのだが後々めんどくさくなる予感がしたので私は正直に答えることにした。


「偽装をかけていて申し訳ありません。その偽装はガリオンに掛けてもらったので解ける人はいないと思っていたのですが…」


「ガリオンって呼び捨て…ほんとにユウトなのね!?会いたかった!!」


「うわっ!?」


私が頭を下げて誠心誠意謝罪をしようとしたら試験官さんがいきなり抱きついてきた。

とても柔らかくいい匂いがします。

でもなぜこうなったのか。

私の頭の中は完全に混乱し動かなくなっていた。

お久しぶりです!

色々忙しくて更新出来てませんでした(*' ')*, ,)✨ペコリ

もうちょっと書きたかったんですが眠くてダウンです_(┐「ε:)_すみません


あと10pointで300pointですよ?|ू•ω•)チラッ

優しい方がつけてくれないですかね

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