受付
「わぁ!!すっごいねユーリア!」
「そーだね。ルーシェ。」
なぜ私たちがこんなにも語彙力が低い会話をしているのかと言うと目の前にある学園がとても大きく驚愕以外の感情が生まれなかったからである。
「今日からここに通えるんだよね!?」
ルーシェが私に大きな声で問いただす。
今日は試験に来ただけなので今日から通えるわけがないのだが今の学園を前にしたルーシェは頭があまり回っていないらしい。
「ルーシェ…今日は試験に来ただけだよ。今日の試験で落ちたら学園通えないからね?頑張るんだよ?」
「えぇぇぇぇっ!!!通えなくなっちゃうの!?やだやだ!私頑張る!」
「その意気だよルーシェ。」
ルーシェは学園の大きさをみて驚いた時とは比べ物にならないくらいの大きな声を出していた。
でもこれだけ驚くということはルーシェは本当に試験に来たということを実感してないらしい。
まぁルーシェはとても学園に通いたいようだからモチベーションも高いはずだし試験で落ちることはないと信じたい。
「とりあえず学園の中に入って受付しよ?」
ルーシェと学園について話しているうちに刻々と時間は過ぎていて時計をみると試験の10分前となっていた。
流石に試験の受付に間に合わなくて不合格なんて嫌なのでルーシェを少し急かした。
「そーだね!じゃあ早く行こ!」
ルーシェはそう言うと私の手を取り走り出した。
本当に学園のことになるとルーシェは行動が早い。
「わかった!わかったから!ルーシェそんなに手引っ張らないで!!」
だがそんな行動の早いルーシェの全速力の走りに振り回されている私はどこへいっても被害者面していいはずだ。
なにせさっきからまともに地面に足がついていないのだから。
アニメでよく見るように私はルーシェの力で浮いているのだ。
はっきり言ってとても怖い。
ちなみに私の声はルーシェには届いておらず何度も声をかけたがルーシェの耳には届かなかった。
そんな悲惨な事があったとはいえ試験の受付まで到着することが出来た。
「試験2人分お願いします。こっちは推薦状です。」
私はふらふらな状態で受付のお姉さんに推薦状を渡す。
「はい。受理しました…大丈夫ですか?保健室まで案内致しましょうか?」
そんな私が心配だったのだろう受付さんは私に声を掛けてきたが理由が連れに引っ張られたなんて言えるはずもないので私は、
「大丈夫です。試験の説明よろしくお願いします。」
と言ったのであった。
おえっ。辛い。
試験には治ってくれると信じよう。
本当にサボっててすみません!!
毎回謝ってる気がします…
今回の言い訳は…あお〇なしてました…
はい。私のいらない言い訳はいいとして。
この世界は一応ファンタジー世界ですがアニメや漫画などは普通にあります。
他にも質問などがあったらどんどん送ってください。
コメントとか貰ったことないので貰ってみたいです…(本音)