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試験の日

「ユーリア!………て!……く!」

何故だろう。どこからかルーシェの声が聞こえる。明確に聞こえるわけでもなくところどころ聞こえない。

この現象はなんなのだろうか。心当たりはひとつしかない。


「おはよう。ルーシェ。」


そう。私はさっきまで寝ていた。つまりルーシェに起こされていたということだ。

ところでなんで今日に限ってルーシェは起きるのが早いのだろうか。いつもはルーシェの事を私が起こしているのに。まぁいつもといっても1回しか起こしてないけど。


「おはよう!ユーリア!!」


元気な声でルーシェは私へ挨拶を返してくる。


「ん。ところでルーシェ。今日はなんでこんなに起きるのが早いの?」


「なんでってそんなの決まってるじゃない!今日は学園にいく日だから!」


ルーシェに言われて思い出した。今日は学園に試験を受けに行く日だった。

それにしてもルーシェは学園について話す時いつも目が輝いている。

頭の中お花畑ではなく、この場合瞳の中星空とでも名付けておこう。

うん。自分でも何を考えているのか分からない。


「ユーリア早く準備して!学園に早く行こ!!」


ルーシェは学園に行くのが待ちきれないようで私の肩を掴んでを急かしてくる。


「わかった。わかったから。じゃあ着替えたりするからちょっと部屋から出てくれる?」


流石に今は女の子同士とはいえ元男の私には着替えを見られるのはなかなかに堪える。


「うん。わかった!出来るだけ早くしてね!」


そしてルーシェが出ていったことを確認した私は着ていたパジャマを脱いで動きやすい服装へと着替える。

まだ女になってから数日しか経っていないが着替えにも随分慣れたものだ。


「ユーリアー!まだぁぁぁー?」


そんな事を考えているとルーシェが大きな声で私を呼ぶ。


「んー!すぐ行く!!」


着替えが終わって他にすることは冒険者カードを持つくらいなので私はルーシェにそう答える。

そして部屋の扉を開けるとルーシェが満面の笑みで待っていた。


「ユーリア遅いよ〜。」


「ごめんね。その遅れを取り戻すために急ご!!」


私としては早くしたつもりだったのだが学園を楽しみにしているルーシェには長く感じたらしい。出来るだけルーシェを悲しませたくない私は早く学園に行くために急ぐ事を提案し少し風魔法を使って王城の廊下を走り抜けていく。


「わー!すごい!はやい!!」


本当は王城で風魔法なんて使ってはいけないのだろうがガリオンが王だし、ガリオン親バカだし、大丈夫だろう。


そして私とルーシェは王城の出入口である扉を開け、市街地へと飛び出し、学園へと向かっていった。

はい。更新サボってましたすみません。

今回の言い訳は…音ゲーですね。

水着イベで推しが欲しくて石集めてました。まぁ出なかったんですけどね(´;ω;`)


更新サボってるなか評価、ブクマしてくださった方々ありがとうございます!

ポイント増えててびっくりしました!

今の目標はブクマ100なのでどんどんブクマしてくれていいんですよ?

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