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悪魔との戦い。その後。

「んむぅ…ここは?」


私はさっきまで最上級悪魔と戦っていたはずなのだが目を開けて最初に入ってきたのは知らない天井だった。

天井が目に入ったということは私は横になっているんだろう。

1秒でも早く状況を確認しようと身体を起こすとガサッと布の擦れる音が出る。


「ん〜…」


布が擦れる音と同時に横から声が聞こえたので私は声の主が居るだろう方を向く。

声が聞こえた時から何となく分かっていたがルーシェだった。

ルーシェが無事ということは私は最上級悪魔を倒せたんだろう。

そして今回の戦いで今の私は最上級悪魔に勝つのもやっとという事が分かった。


「強く…ならないとね…」


自分を守るだけなら十分な強さなのかもしれないが私はルーシェを守らないといけない。

ルーシェは女の子で尚且つ王族だ。奴隷にされた時の様に狙われることは多々あるだろう。


「…んー!…あれ?ユーリア?…ユーリア!起きたのね!」


そんな事を考えているとルーシェが完全に目を覚ましたのか抱きついてくる。

これは仕方の無いことだろう。いきなり悪魔に襲われたのだから。

本当は抱きつき返したいがそれは出来ない。

何故ならこの部屋の扉の外側から物凄い殺気が漏れ出ているからだ。


ユーリア、ルーシェに何かしたら許さないぞ。


という念が込められている気がする。

だからこそ私は冷静に対応する。決して普段が冷静じゃない訳では無い。今は特に冷静なだけだ。

……本当だからね?


「ルーシェ?どうしたのそんなに慌てて…悪魔は倒せたんだよね?」


「うん。ユーリアのお陰でこの国は守られたよ!でもユーリアが丸一日寝込んじゃって心配したんだよ!?」


何となく察せてはいたが最上級悪魔は倒せていたらしい。あの攻撃で倒せていなかったら今頃ここは焦土になっていたんだろうな。

そして私は丸一日寝込んでいたと。やっぱり体力も大幅に減っている。


「ルーシェ。私は大丈夫だから一旦離れて?」


「え?なんで?」


「それは扉の奥のガリオンが怖い。」


ルーシェには悪いが少し離れてもらおう。流石にあの殺気を長時間受けていたくない。

するとルーシェはガリオンが本当に扉の奥に居るのか確認しに扉を開けた。

そこには盗み聞きをしていたという事を示す様な完璧な体制…腰を屈めて耳を澄ましているガリオンの姿があった。


「やはり気づかれていたか。流石ユーリアだ。所でさっき強くなりたいと言っていたよな。ちょうどいい。学園にルーシェと一緒に行かないか?」


そしてガリオンが発した言葉はルーシェに抱きつかれた私を責める言葉や国を守ったくれたことへの感謝でもなく非常に魅力的な提案だった。

気が向いたら明日も投稿するかもです。

それとあと2ポイントで総合評価が200ポイントなんですよ!

誰か優しい方がブクマや評価してくれたりして…(/ω・\)チラチラ

あっ…でも面白いと思ってくれた方だけで大丈夫ですよ!

別に面白くもない作品にポイントなんか付けたくないだろうですし。

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