ルーシェとの会話
それから私はルーシェと小一時間話した。
主に勇者時代の事だ。
今は普通に生きていれば20歳で12歳の時に勇者になって魔王を倒す旅を始めたこと。
その旅の途中で仲間達と出会ったこと。
沢山のダンジョンに潜って最初の頃なんかゴブリンにすら苦戦してみんなで笑いあったこと。
そんな楽しい日々を過ごしていると突然私の故郷から手紙が届き両親が死んだこと。
「あの時は、私すごい落ち込んでね。みんなに八つ当たりしたんだ。でもみんなは私を優しく受け止めてくれたんだよ。」
そう。私は両親が死んだと知って情緒不安定に陥ってしまったのだ。
それから私はダンジョン攻略もレベル上げもサボって宿のベッドにいつまでも丸くなっていてみんなが話しかけてくれても、「うるせぇ!」なんかいって枕を投げつけたりしたんだ。
でもみんなは優しく慰めてくれた。
「うぅ…ぐすっ…」
そんな話をしているとルーシェが突然涙を流し始めた。私が両親の事を思い出して泣くことはあってもルーシェが泣くことはないと思っていた。
でも私の為に涙を流してくれていると分かったので私は年上の強さを見せてあげなくては…
「大丈夫だよルーシェ。もう過去の事だから。私にはみんながいる。ルーシェあなたもいるしね。」
ルーシェの事を優しく包み込む様に抱きしめた。
女の子を抱きしめるのは少し罪悪感があったはずなのだが今は自然と罪悪感は湧いてこない。
「ぐすっ…うん。ありがとう。ユーリア。続き聞かせて…」
ルーシェは泣いてしまっていて目が赤く腫れていてしまったが話の続きが聞きたいとの要望だったので私の話を続けた。
それから私たちはレベル上げに励みいつの間にかシーラは剣聖と呼ばれるようになり、ワタルは戦士王と呼ばれて、リーエは聖女、スティアは賢者と称号を付けられたこと。
私だけ称号を貰えなかったことも笑いながら話した。
「ギャァハハハハ!!今はガリオンが居ないんだろう!!壊し時じゃねぇか!!」
ゆっくりルーシェと話していたのに邪魔者が来てしまったらしい。
私は重いからだをゆっくりと起こし戦闘に備えることにした。
更新遅れちゃいましたね。すみません。
それよりも!っていうのもあれですが。
私はランキングに幼なじみざまぁが少なくなってきて嬉しいです!
私あんまり幼なじみざまぁ好きじゃないんですよね。
私的に本文より後書き書くのが楽しみだったり()
後ですね!この作品の平均PVが上がった気がするんですよ!
前まで更新していない日は70とかだったのに今は100近くで嬉しい限りです!
ありがとうございます!
できるだけ週一更新頑張っていきますのでこれからもよろしくお願いします!