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国王

うわぁぁぁやってしまった!!

私たちはガリオンの護衛に案内されながら部屋へと向かった。

「こちらがガリオン様のお部屋です。」

そして、扉を開けた。

「おー。どーした……ル、ルーシェ!?」

実に5年ぶりだなこの声を聞くのも。

だがここで私が口を出すのも悪いので家族水入らずの会話を楽しんでもらおう。

「はい。お父様!ルーシェです!お久しぶりです。」

「おぉ…ルーシェェェ!!」

国王は少し涙ぐみながらルーシェに抱きつく。

「ぐむっ。」

ちょっとルーシェが苦しそうにしていた。

流石に可哀想だと思ったので助け舟を出す。

「おい。ガリオン。ルーシェが可哀想だ。話してやれ。」

「む?」

「おい!貴様!失礼だぞ!!」

護衛の人が声を荒らげた。

「まぁまぁ良いじゃないか。私の娘を助けてくれたんだ。ところで君の名前は…」

そこまで言葉を紡いだところでガリオンは目を見開く。

ガリオンは見たものの魔力を感じることができる。

それで私の魔力で驚いたんだろう。

「おい。アース。席を外せ。」

「失礼ですがガリオン様流石にそれは!」

「いいから外せ!国王命令だ!」

「はい…」

護衛の名前はアースと言うらしい。

少し可哀想だったがガリオンへの忠誠心が強くて良い奴だ。


そして護衛か出てから私とガリオンの睨み合いが始まって、ルーシェがあわあわしてた。


「おい。ガリオンそろそろ話していいか?」

「そう急かすな。久しぶりの再会だろう。俺も心配したんだからな。」

「そうじゃない。ルーシェが困ってる。」


さっきからルーシェが「え?え?」ってずっと言ってるのだ流石に見逃せない。


「あぁ。そうか。ルーシェの事を考えていてくれたんだな。それと、ルーシェを助けてくれてありがとう。」


一国の王が頭を下げた。これを部下達が見たらさぞ驚くだろう。


「いいって。私達の仲でしょ?」

「ぶふっ!!」


私がそう答えるとガリオンは吹き出した。

失礼なやつだ。


「すまん。お前がその話し方だと妙に面白くてな…ハハッ」

「じゃあ戻すか。それでガリオンお前子供がいた事ぐらい話せよ。」

「悪かったって。どうせお前に言っても笑いものにされてただけだろ。」

「まぁそれはそうだが。祝う位はしたぞ?」


流石に友人に子供が出来たというのに祝わないというのは嫌だ。

素直に祝ってやりたかった。


「えーっと?ユーリアとお父様は知り合いなの?」


そこでルーシェが放心状態から解放されたのか聞いてきた。


「ん?言ってなかったのか?しかもユーリアってお前の名前とテリアの名前を合わせただけのすげー安直な名前だな。」

「うっせぇやい。」


私にネーミングセンスを求めないで欲しい。


「それで言っていいのか?」

「別にいいぞ」


私の正体がバレてもあまり影響はない。

あっ。でも元男にルーシェがハグをしたって…結構ヤバいよね。


「じゃあ言うが。ルーシェ。こいつは今はユーリアって名乗っているらしいが本当の名前はユウト。魔王を撃って死んだと思われていた勇者だ。」


「ふぇ?ユーリアが勇者様?え?」

「うん。そーだね。」

「えーーーー!!!!!」

私の正体を知るとルーシェは部屋いっぱいに響く声をあげて驚いた。


はい。やってしまいました。

間違えてもう1つの作品の方にこれ更新してました。

すみません!

あと忙しくて毎日更新も出来てなくて…


俺の幼なじみの彼女が「幼なじみざまぁしちゃダメだよ?絶対だからね!?」と言ってくるのが可愛かったので姉に恋人役を頼んでからかってみた

https://ncode.syosetu.com/n7037gy/


暇つぶしに書いた短編です。もし良かったら読んでみてください。

タイトルなっが…

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