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奴隷の首輪

ギルド無いが驚愕に包まれている中1人の冒険者が私に詰め寄ってきた。


「は?は?奴隷の首輪を切るってマジかよ。」


「はい大マジですけど?なんか嫌ですもんね。首輪とか。」


うん。皆首輪で束縛されるなんて望んでないよね。

ん?何?世の中には束縛されて喜ぶ人がいるって?

まっさかぁ!!


「奴隷の首輪を切るなんて無理だぜ。嬢ちゃん。夢を見たいのは分かるが無理なもんは無理なんだ諦めな。」


どうしても私に奴隷の首輪を切らせたくないらしい。


「しかも奴隷の首輪に危害を加えようとすると加えた力の2倍で攻撃が返ってくるし危険だ。」


周りに居た冒険者も警告をしてくれる。

ん?奴隷の首輪って簡単に切れるんじゃないのか?

(おい。テリア、奴隷の首輪って誰にでも簡単に切れるんじゃないのか!?)


(ふふふ…そんな簡単に切れるわけないじゃないですか。簡単に切れたらこの世に奴隷なんか存在してませんよ。)


そうだよな。普通に考えればそうなるんだよな。

くっそ。テリアの騙しを見事に受けてしまった。

でも一度奴隷の首輪を切ると言って許可証は要らないと言ったから流石に「やっぱり切れないです。」じゃ私のプライドが許さない。

それにやはり奴隷の首輪を仲間が付けているのは嫌なので首輪を切ることにする。


「じゃあ奴隷の首輪を切りますね。離れててください。」


そして私はアイテムボックスからかつて身を預けた聖剣を取り出した。


「おい!嬢ちゃんやめとけっていってるだろ!」


冒険者は何としても私を止める気らしい。

やはり冒険者は優しい人ばかりだ。


「もうやめとけ。この嬢ちゃんは話を聞く気がない。とりあえず離れて嬢ちゃんが怪我したらすぐに回復魔法を使えるやつを呼べばいいさ。」


もう1人の冒険者はもう私が奴隷の首輪を切るのを止める気がないと分かっているのか私を止めるのを諦めて私から離れるように指示をする。


「あぁ。そうだな。俺も頭がよく回っていなかった様だ。もう止められる状況じゃねぇしお前の言う通り離れることにする。だが嬢ちゃんが持ってるその剣どこかで…」


私の剣に見覚えがあるらしい。それはそうかあの魔王を討った勇者の聖剣だし。私の仲間がそれを伝えないわけないもんね。

だからこそ何故か頭に湧いてしっくり来た言葉を言っておく。心のなかでだが。


カンのいいガキは嫌いだよ。


私はそんな言葉を心のなかで言いながら聖剣に魔力を込めていく。

身体強化は既に最大で掛けているが念の為だ。

属性も付与しておこう。属性付与は流石に無詠唱では発動できないため一言呟く。


「全属性エンチャント。」


冒険者には聞こえていなかったらしい。これが聞こえて居たらやばかったな。

全属性エンチャントができるのは5年前は私だけだったから下手したら勇者だってバレてたかもしれない。

まぁバレてもいいのだが流石にこの姿で勇者は無理があるし面倒くさそうだからな。


そして魔力を聖剣に集め終わったので私はルーシェの奴隷の首輪に向けて剣を振る。


「ふっ!!」


すぱっ!

カランカラン…


奴隷の首輪って意外と脆いんだな。一撃では壊れないと思っていたのだが…


「「「は!???」」」


そんなことを思っているとまたギルド内が驚愕に包まれた。

それはそうだろうな普通は切れない奴隷の首輪を切ったんだから。

面倒くさそうだと思いながら私はルーシェが傷ついていないか確認するためにルーシェに近づいた。


「ユーリア!!ありがとうー!!」


「わっ!?」

ルーシェはいきなり抱きついてきた。

ちょっと頭の整理が追いつかない。ついさっきまでルーシェはクール系の美少女だと思ったのだが。

今度は私があの言葉を使う時だ。


「は??」


百合っていいですよね。

次回から書くのが楽しみになりそうです!


私甘々なラブコメ書いてみたいんですけど面白くなくなりそうなので辞めましたー!


この作品も少しPVが少なくなってきたかな…って思ってましたがPVが回復してきて嬉しかったです!

面白いと思って貰えたらこれからも読んでもらえると嬉しいです!


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