奴隷の扱い
私が頑張ったんだしドヤってもいいかなと思い、少しドヤって見たのだが…
「「…」」
き、気まずい…私がドヤったせいで無言になってしまった。
とりあえずこの空気を壊さなければ。
「ね、ねぇ貴方の名前は?」
「…私の名前は、ルーシェ。」
名前はルーシェと言うらしい。
「貴方はどこから来たの?」
「それは…言えない」
「そっか…無理に言わなくてもいいからね」
「うん」
ルーシェには何か事情があるらしい。
とりあえず今は触れないで置こうと思った。
問題はルーシェをどうするかだよな。
「ルーシェ、ルーシェはこれからどうしたい?」
「することは無い。でも貴方についていったら面白そう」
「え!?」
どうやらルーシェは私について来たいらしい。
どうしたものか。私は奴隷と全く関わりのない生活をしていた為あまり奴隷について知らない。
勝手に連れ出していいのか。それともルーシェを何処かに預け、元いた場所に帰すのか。
悩んでいると何処からか懐かしい声が聞こえてきた。
(ユウト、いや今はユーリアと呼びましょうか。ルーシェはユーリアが管理しても大丈夫ですよ。奴隷はユーリアがいる場所的には合法ではないので、商売を、止めた者に奴隷の管理権があります。)
(テリア!久しぶりだな。また会えて嬉しい。所でなんでユーリアって名乗ってるってわかったんだ?)
(ふふふ…私はユーリアに話かけられなくても自我はあったんですよ。それで私が話しかけられるぐらい魔力が溜まったので話しかけたのよ。)
(そうだったのか!)
(私とはまた後で話しましょう。それよりもユーリアが私と話していたのでルーシェが不思議がっていますよ。)
(あっそうだな。)
「ごめん。ルーシェ少し考え事をしてたんだ。」
「はい。別に大丈夫ですよ。それで私を連れてって貰えますか?」
「うん。いいよ。一緒に行こう!」
「ありがとうございます。」
「とりあえずこいつらを運ぼうか。馬車の荷台に乗せて冒険者ギルドまで運ぼう。」
「はい。では私も荷台に乗りますね。」
「え?ダメだよ。君も御者台に乗ろう。」
ルーシェが何故か荷台に乗ろうとしたので御者台に乗るように促す。
そして、ルーシェが御者台に乗ると私は手網を握り冒険者ギルドへと進んだ。
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