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玉虫色の結婚  作者: 葛葉
11/11

秘色

これで全部

 

「ああ、陛下は真性のロリコンですものね。

 奇跡の合法ロリ王妃殿下相手でなければ犯罪者になるしか…」


「おい!何言ってるんだ!?」


「あら、知らなかったのですか?

 妃殿下の侍女たちも陛下の好みの者を集めて撒き餌にしているのと同時に、ご自分の管理下に置かれて間違いが起こらないようにしていらっしゃるのよ。

 まぁ今のところみんな育ってしまえば興味をなくされているし、あんな幼子扱いをされて『あ〜ん』なんて付き合ってくださるのは妃殿下くらいですけどね」


 まさか…『そなたはいつまでも愛らしいな』って…



「逆に妃殿下は枯れ専寄りの老け専で、本当は先代の陛下がどストライクすぎて後添い希望でしたのよ。

 でもご先代にはその気はなくて、『これからますます父に似てくるぞ』と陛下に口説き落とされたのだとか。

 ですから中年の大臣クラスや、王弟殿下などは最も陛下が警戒している者たちですわね」


『あなたは昨日までにも増して素敵におなりです』って…



「まさに『運命的』で『一途』で、弛まぬお互いの『努力』の賜物…理想的なご夫婦ですわね。」


 なんだかキレイにまとめられたが、正気だろうか?


 自分の妻となった、申し分のない女性に目をやると、エスターのお茶を褒めるときと同じような顔をしている。


 微かに頬を染めた微笑みはどうやら本気のものらしいと、最近分かってきたところだ。


姫はうっかり高スペックになっちゃって、猫かぶりも高クオリティ。

けど中身は「いつか外面だけでなく、本当の私を見てくれる人と…」という理由でお見合い行脚を敢行した乙女です(笑)

レオンハルトのことは、「私のことを妖精(or女神、天使……)なんて人外扱いしないし、いつも冷静で落ち着いた人」と案外高評価です。

ドSというのは躾けられたカインの評価で、他の人には普通です。

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