第6話 全員集合
魔理沙たちは博麗神社へ向かった。
日が昇りしばらくした午前8時頃、魔理沙たちの前に博麗神社が見えてきた。石段を登っていくと鳥居のそばで霊夢が箒を持って、掃き掃除をしていた。
「よう!霊夢遊びに来たぜ。」
「魔理沙、今ね紅魔館の奴らが…」
話す途中、霊夢は気がついた。そう、魔理沙の後ろにここにいるのは明らかにおかしい奴らがいることに。
「ちょ!魔理沙!なんで、紅魔館の引きこもってるフランドールがあんたと一緒にいるのよ?しかも、もう1人は格好からしてメアリーでしょ!」
「へへ、良くわかったな!この二人を好き勝手にさせとくのはやばいと思ってな、とりあえず連れてきたんだ。」
霊夢が驚いて大声をあげたのに対し、魔理沙は笑いながら話している。
霊夢の大声を聞いたレミリアが神社から出てきた。
「騒がしいわね。少しは静かにできないのかしら?」
そう言って出てきたレミリアは魔理沙とメアリーとフランドールが一緒にいるのに気がついた。
「フラン!なんであんたがメアリーと一緒にいるのよ?とういうか、なんで外に出てきてるの!」
レミリアも驚きを隠せないようであった。
レミリアの大声を聞いて、パチュリー、美鈴、咲夜も神社からでてきた。
霊夢はこの混乱をとりあえずおさめ、全員を神社の中に入れた。霊夢から時計回りにレミリア、咲夜、美鈴、パチュリー、フランドール 、メアリー、魔理沙と円形に座った。
霊夢が口を開いた。
「まず、魔理沙。状況をすべて話してちょうだい。」
「なんか、メアリーとフランドールが紅魔館の外に遊びにいこうとしててな。妖怪の山とか人里とかで暴れられたら大変だろ?だから私の家へ来てもらった後にここへ連れてきたんだよ。」
霊夢は考えていた。
(まずいわね。メアリーが紅魔館で大人しくしてくれたら良かったんだけど、メアリーだけじゃなくフランドールも出てくるなんて。やっぱり、すぐにでもレミリアに紅魔館に戻ってもらってメアリーとフランドールを紅魔館においといてもらわないと。6日間もこの二人を野放しにしておくのは危険ね。)
「レミリア、メアリー。対決の日を6日後じゃなくて今からにしない?そのぶん、メアリーが負けたときは紅魔館に住ませてあげるということで。」
レミリアは霊夢の意図を理解した。フランドールを外に出しておくのは危険だからである。
「わかったわ。私はいいわよ。メアリーは今からでもいいのかしら?」
「勝っても負けても住むとこがあるならそれでいいですよ。でも、一つ条件を変えたいんです。」
「なにかしら?」
「1対1じゃなくて、2対2にしてほしい。」
「2人って、あなたは仲間いないんじゃないの?」
「いるんですよ〜。ほら、私のとなりの貴方の妹が。」
「フラン!?フラン、あなたメアリーと組むの?」
「うん!お姉様と闘いたいの!」
「ダメに決まってるじゃない。」
フランドールとレミリアがもめているのを見て霊夢はすかさず口を開いた。
「いいじゃない、別に。2対2でも。そのかわり、メアリー。レミリアと闘ったあと、あなたは私とも闘ってもらうわ。元々、私はあんたみたいな問題児は退治する立場なの。私に勝ったら好きにしたらいいよ。でも、負けたらレミリアに従ったうえで紅魔館に住んでもらう。メアリー、それでどうかしら?」
「いいよ、それでも大丈夫。その言い方からしてあなたはレミリア達は私達に負けると思ってるんですよね?」
「念のためよ。あんたに好き勝手されても困るから。さぁ、ここで暴れられるのは困るんだから、どこか誰もいない広いところへいくわよ。」
こうして、急遽、メアリーとフランドール対咲夜とレミリアの対決が決まった。
皆がぞろぞろと神社を出ていっているなか、霊夢は魔理沙に声をかけた。
「魔理沙、近くの草原のところへみんなを連れて行ってちょうだい。」
「いいぜ!でも、お前はこないのか?」
「少し遅れていくわ。ちょっとやっておかないといけないことがあってね。」
「なんだよ〜、はやく来てくれよな。」
そうして、魔理沙は霊夢以外の皆を草原の方へ連れて行った。
霊夢は一人、博麗神社に残っていた。
「さてと、メアリーに能力は効かないみたいだから少し工夫しないとね。」
そう言うと霊夢はにこやかに神社の中へ入っていった。




