表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方〜魔法使いがやって来た  作者: kanp
妖怪流入異変
19/24

第19話 敗走


メアリーから離れたところで霊夢達が戦っているのが見えた。

まだ、距離はかなりあり、誰もメアリーがいることに気がついていなかった。


辺り一面は緑の葉が生い茂った木で覆い尽くされており、ほとんど地面は見えなかった。


メアリーは上空から自分の姿が見えないように、地面の近くまで下降した。


そして、霊夢と魔理沙が蘆屋戦っているすぐ下まで移動した。


メアリーは空を見上げた。3人ともこちらに気がついたいない。メアリーは右手の木の棒を左手に持ち替え、身につけているナイフを右手に持った。そして、3人がもう少し下に来るのを待った。


(以前は魔法での攻撃は効かなかった。今、魔理沙さんや、霊夢さんが魔法などで攻撃していないことからも恐らく効かない。だったら、この咲夜さんから分けて貰ったナイフで一撃を加えないと)


そして、その時がきた。霊夢と魔理沙の攻撃を受け止めたのち、蘆屋は少し下降し、上からの攻撃に備えていた。


(今だ!)


メアリーは思いっきりは地面を蹴り、そして魔法で加速した。


丁度その時、魔理沙と霊夢は蘆屋に攻撃を加え、蘆屋はそれを受け止めていた。


メアリーは一気に蘆屋の背後に迫った。


蘆屋は背後に何か気配を感じて、霊夢と魔理沙の攻撃を押し返し、振り返った。


すると、目の前でメアリーがナイフを切り上げようとしていた。


蘆屋は避けようとしたが、避けきれず、メアリーの刃は蘆屋の左の頬を切り裂いた。


(いつのまに、くっ、こいつはあの小娘か)


蘆屋は頰の傷を抑えその場から離れた。


メアリーは追撃を加えようと思ったが、蘆屋が体制を立て直しているのを見て、一度、霊夢と魔理沙と合流した。


魔理沙がメアリーに話しかけた。


「メアリー、どうしてここに」


「こいつの気配を感じたんです。それで、今のところどんな感じですか?」


「霊夢の攻撃は効かないし、私のマスタースパークですら効かなかった。そして、今、あいつは恐らく外の世界に逃げようとしてる。ここは博麗神社の近くなんだが、博麗神社は外の世界と幻想郷の境目にあるんだ。だから、いまこの場で倒さないとけない」


「私に一つ考えがあります。聞いてください」


メアリーはそう言うと、手短に考えを魔理沙と霊夢に伝えた。


メアリーの考えを聞いた、霊夢と魔理沙は下降した。


メアリーだけが上空に残り、メアリーは上昇した。


蘆屋は逃げようとはせず、メアリーの方に向かってきた。


メアリーは右手のナイフと左手の木の棒を持ち替え、木の棒に魔法を纏わせた。


蘆屋はメアリーに一直線に向かいってきた。


(よし、もっとと引きつけて……)


そして、メアリーの目の前に迫った蘆屋は鉤爪でメアリーを貫こうとした。


メアリーはそれを魔法を纏わせた木の棒で受け止めた。


( よし、今!)


突然、蘆屋は落下し始めた。


メアリーは能力を無効化できるが、常にメアリーの周りの能力が無効化されているわけではない。メアリーが意識しているときに、周りの能力が無効化される。例えば、寝ている時や無効化してほしくないときは、メアリーの周りの能力は無効化されない。


(相手にバレたら意味はないけど、最初だけなら不意をつける。相手が落ちるのに合わせて私も落ちる、そして、あいつが地面に叩きつけられたときに、霊夢さんと魔理沙さんと一緒に一気に攻撃を仕掛ける!)


蘆屋の体ははメアリーの方を向いて落下していた。


メアリーは鉤爪の間合いに入らないように、無効化の範囲内で少し距離をとって追った。


メアリーは念のために攻撃が来ない構えていた。


すると、蘆屋は右腕の鉤爪をひっこめ、右手を後ろに回した。


そして、蘆屋は右手を前に突き出した。


メアリーの目の前にはその右的握られた拳銃が突きつけられていた。


「なっ!」


メアリーは反射的に射線上から体をどかそうとした。


蘆屋は引き金を引き、銃弾はメアリーの左肩に命中した。


「うぅっ!」


メアリーは唸り声をあげ、左手に握っていた、ナイフを落とした。そして、木の棒を持った右手でその肩を抑え、動きを止め、空中に静止した。


霊夢と魔理沙も急いで飛び上がったが、メアリーのところまでは距離がかなり空いていた。


蘆屋は落下していたが、メアリーの範囲から無効化の範囲内から離れると、無効化の範囲に入らないよう回り込むようにメアリーの横側に移動した。そして、オーラを纏った手刀を構え、加速しメアリーに向かっていった。


(銃を持っていて正解だった。この小娘の周りでは能力が使えなくなるのだったな。危なかった。だが、加速して進めば飛べなくなっても勢いが残って、あの小娘に攻撃は届く)


蘆屋がメアリーに向かっていったそのときだった。


突然蘆屋の目の前を影がよぎった。そして、目の前にメアリーの姿はなかった。


「なにっ!」


蘆屋は空を見上げた。


そこには肩を抑えるメアリーとともに吸血鬼がいた。


「メアリー、大丈夫?」


「レミリアさん!?なんで、ここに……」


動けなくなっていたメアリーを助けたのはレミリアだった。


それを見た、霊夢は叫んだ。


「レミリア、メアリーを安全なところへ」


「ええ、わかってるわ」


レミリアはメアリーを抱え、飛んでいった。



「待ってください、レミリアさん。霊夢さんと魔理沙さんを置いたいくわけには……」


「あの二人なら大丈夫よ。弾避けは特に慣れてるから。それより、怪我の方は?」


「魔法で止血はしましたが……滅茶苦茶痛いです」


「とりあえずもう少し手当てしないと……」


「あの、博麗神社へ向かってくれませんか?」


「わかったわ。ここから近いし、何か薬とかもあるかもしれないわ」


レミリアはメアリーを抱え博麗神社へ向かった。


メアリーはそのとき思い返していた。


(博麗神社……私が神霊廟で倒れたときに夢で見た……このことだったのかな……)






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ