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前回のあらすじ:メートのお付きのアナが来ました。
賄賂じゃないんですよ、あくまでお詫びとお礼です。
俺はメートと、たまに来るアナに色々聞くことによって、少しずつこの世界の事を知る様になっていく。
世界の名前については『アェロピテ』というらしい。意味は分からないそうだ。
そうやって、あの日から一ヵ月くらいだろうか、色々聞いているうちにまたレベルが上がった。
『おめでと~!やるねぇ~レベル2だよ~♪ 今度からできるのはご招待だよ~♪ あくまで君が望むならだけど、その相手を『プレイス』に入れることができるよ。あ、もちろん君の体には僕らの力で色々施されているから、危ないことはないと思うけど、中に入れるときは慎重にね? では次はレベル3だね、頑張ってねぇ~』
ご招待か……まぁ気が向いたらな。
もしあれならメートくらいはいいかなぁ~。っとはいえ慎重にしないとな……トラブルには要注意だ。
そういや、最近メート来ないな。またアナに絞られているのかなw
また来たら今度はケーキでも出してやるか。
そういやケーキとかの場合どうやって食うんだろあいつ。
メートはここ数日姿を見せていない。あれでもお嬢様で巫女みたいなものらしい。ハーピー族はそもそも風の女神の信奉者で、中でもメートの群れは女神との交信ができるとかできないとか。
その女神さまの巫女様はしょっちゅう、うちに来ては。ダメだって言われているのに、俺の手頭から菓子を食べているんだけどね。あれまた見られたら面倒くさいんじゃないんだろうか。今度来たら注意しないとな~。
そんなことを考えていたら、山のほうから誰かの声がしてきた。
「アメミヤ様~~~~~!!! アメミヤ様~~~~~!!!」
あれはアナだ! どう見てもボロボロ、ケガもしているように見える。
俺は何やら嫌な予感を感じつつも、メートに何かあった気がして気が気ではなかった。
どうやら何か、メートに起きたようです。
内容の区切りを少し間違えたせいで、この話が短くなってしまいました。
とりあえず、折角なので、暫く毎日更新の予定です。




