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2話

低い声が聞こえたような気がした。ただ優しく、ただ力強く、俺(私)は、この声を聞いた覚えがある。「ん。・・・」目に痛みが走った、正確にはいきなり強い光を目に浴びたが正しい、

その光に起こされるように俺はまぶたを開けた。

「おはようございます。マスター」俺の頭の上から低い声が聞こえた。

「ん。で?お前はなにやってんの?」と俺は寝ぼけながらも状況を理解した。

執事が俺を抱っこの状態で座っていた。あぁなんだろうな、安心はするんだが気持ち悪い、

体が女の子だからって精神は男なんだ、精神が男のヤツがイケメン執事に抱っこされながら起きるとか、拷問のほかに思いつかんな、とりあえず俺は、執事から離れ座りなおす。

周りを見ると洞窟の中らしいな、で恐らく何だが目の前に居る執事はベッドだろう・・・

「で、お前はベッドであってんのか?」と目の前の執事(ベッド仮)に聞く。

「Yesマイロード、貴方様のベッドにございます。」執事(ベッド確定)はそう言った。

{現状確認、イケメン執事に抱っこの状態から起きて、執事が誰だか確認した。}

「うん、めっちゃ恥ずかしい。」俺は顔が少し熱くなるのを感じながらそう言うしかなかった。

「で、ここどこなんだ?」

「はい、ここは先ほどの場所から300mほど離れたところにあります、洞窟の中です。」

「で?なんで抱いてたんだ?」頬が熱くなるのが分かった。目の前の執事は何事も無いように

「はい、マスターのベッドである私はベッドの義務を果たしたまでです。」と微笑みながら言ってきた。とりあえず色々聞いたがここに来る前の新しい記憶、つまり、夢の事だがあれは現実らしい。

変な、じじいは神(自称)らしく人の願望を叶える神らしく、抽選の結果自分に決まったとか何とか、

内容は分からないが自分の願望が女の子になって別世界?にいくことだったのか・・・

とりあえずコレからどうするか執事ベッドに相談することにしたんだが・・・

「何で?・・またこの状態になってるんだよ!」

そう、また抱っこされています。めっちゃ恥ずかしいんだが・・・

「マスター、外は極寒の地・・ここも余りにも寒いです温めるのが私の使命です。もちろんマスターを護ることも。」と、このイケメンは言うが、別に抱っこじゃなくてもよくね?ベッドに戻ればいいだろ?

あぁ~護れないか・・納得・・・

「マスター、とりあえず食料の確保と安全確保がよろしいかと」

確かに回りは極寒の地、ここがどんなところなのか分からないまま外を探索するのは危険だ、

食料も最低限は確保しないと飢えてしまう。洞窟内に焚き火を確保し外に居る肉食動物をベッドが狩ってきてそれを食料にした。このベッド本当に有能である。

後は、神についてベッドが分かってる範囲で話を聞くと聞き逃せないのが多々あった。

一つ、神(自称)からもらったスキルは共有化と一部はベッドが貰ったとの事だ、どう言う事だ・・

でベッド自身が神から貰ったスキルの一つ『擬人化』で執事の格好をしているらしい

格好は俺の記憶にある執事で、どう見てもアノ有能執事である・・・かっこいいんだけどさ・・

で、もう一つのスキル『保護』でベッドの一部が常に俺の服になり文字通り保護してくれるらしい。

『保護』があるにもかかわらず未だに抱っこの状態である、早よ放せ・・

で色々やって気がついたことがある、まずはこの体のことだ、

小さな水溜りがあったから自分を映して見てみると、俺がはまっていた『フリーゲームズオンライン』の自キャラだった・・キャラ名は『ユキ』白い肌からとった名前だが、なりこのキャラを作るのに苦労した記憶がある。まだ作られてなかった『吸血鬼』の種族、俺もまだ『真祖』もちのキャラがいなかったから作りたいと思って試行錯誤して一週間・・種族は出来たが容姿が気に入らず再度課金して容姿パーツを使って試行錯誤6時間、数億通りの中から完璧に俺好みのキャラが出来たときは、嬉しかった。あの時のままならば、吸血鬼『真祖』 ユキ 12歳身長138cm体重32kg黒髪ストレート(腰上くらい)で、目は普段は黒眼で興奮状態だと紅色になるはずだ、まぁほとんどが脳内設定だが、でもそのくらいこの体は吸血鬼のユキに似すぎている・・後はもしかしてと思ってステータスを心の中で思ったら・・うん案の定出てきたよ。


吸血鬼『真祖』レベル???HP3400、MP4500 

物理攻撃 230 魔法攻撃300 防御90 MP回復量 秒/10装備 頭『なし』上半身『男物のパジャマ』下半身『なし』靴『なし』

『ベッドの加護』『???神の加護』『精霊神の溺愛』

『ベッドの加護』防御を10%UP 服の早着替え 着心地のいい服への変換

『???神の加護』全ステータス20%UP 神へのチャット

『精霊神の溺愛』MP10%UP 魔法攻撃耐性20%UP 精神攻撃レジスト

魔法攻撃10%UP MP消費50%減

『スキル』

ブラディドレイン(HP回復、吸血鬼専用回復スキル)

『真祖』の貫禄 『擬態』{コウモリ} 『血の契約』 『アンデット作成』(中位、上位)

『属性統合』(2属性複合魔法使用可能)

《『火&闇』ダークフレイム『火&空間』ヒートファンネル 『闇&空間』ダークゲート》

『ユニークスキル作成』

●大召喚士

『魔法無詠唱』

取得魔法

『空間魔法』、転移、召喚

『火属性魔法』、ヒートアロー、フレイムエンチャント、ラピットファイヤ、ヒートロッド、

ヒートソード

『闇属性魔法』、ダークエンチャント、重力操作


何かステータスやスキルはそのままだが、加護かかりすぎじゃありませんか?チートスペックになってますやん・・しかも精霊神の溺愛って・・誰やねん・・内容も酷い・・コレだけでも充分チートくさい

%提示だから計算できないが多分これゲームだったらバグレベルでBANされるな・・ほかにも突っ込みどころは多々あるがまぁ今はいいや・・疲れる。

他にも確認したが問題が発生した、ユキが覚えている魔法・・使えるんだろうか・・

洞窟内で使うわけにもいかず試してない、てか怖い・・でも試さないと後々困るだろうなぁ~

で、しばらく魔法関係で悩んでると一つ閃いた【外に向かってやれば安全じゃね?】

「よし!そうと決まれば膳は急げ!おい!少し魔法の練習がてら洞窟の入り口まで行くがお前はどうする?」と未だに抱っこから放してくれない執事の顔を見上げながら聞くが、まぁ大体分かってる。「私もご一緒しますマスター」 うん。予想通りまぁ早速移動したいんだが何故かお姫様抱っこの形に持っていかれそのまま入り口へ向かう・・

「ちょっと!な・・なんでこんな・・」恥ずかしすぎる・・誰も見てはいないが俺は男だ(精神は)

少し暴れてみるも何も変わらずそのまま入り口へ到着。

まぁ魔法の練習しようか、俺は半ばあきらめ魔法に集中することにした。

練習中はさすがに離れてくれた。抱っこの状態では何があるか分からないからな

で結論、魔法出ました。めっちゃ簡単にでた、魔法ってイメージが大事って小説とかでも読んだけど本当にその通りだね。ユキが使っていた魔法をイメージして魔法名言っただけで簡単に出た。

チョービックリ、まぁ魔法が使えることが分かったのはいいけど・・火力ぱねぇ・・

使ったのは火の魔法ヒートアロー まぁ安直だがコレはこれで使えるんだ。

ともかく撃ったら大変なことになった。辺り一面火の海・・MP消費約30位・・火力出すぎじゃないですかねぇ、とりあえずは火力の調整しないと全部灰になってしまう、


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