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第2章〜これが僕の初恋〜

なにも話さなかった智弘が今回ついに!

あー私もこんなになりたいなー!

第2章〜これが僕の初恋〜


『おはよう』

今日もそんな会話から始まった。

少しずつ暖かくなってきた。5月だ。

入学してから1ヶ月がたった。

相変わらずまだ初恋はしてない。

隣の真香さんとは少し喋るようにはなったが、まだそこまで会話は盛り上がっていない。

いうなら『おはよう』とか、『また明日』ぐらい。

真香さんは何人にも告白をされたらしい。でも、すべての人にNOと、言っているようだ。

誰か片思いの人がいるのかなーと思いながら。今日も授業が始まる。

今日は委員会決めがあった。

僕は学級委員に立候補した。

見事成立!それよりもびっくりしたのは隣の真香さんが学級委員になったことだ。思わず、『え?』と、答えてしまった。すると真香さんは、ん?どうした?みたいな顔をした。僕は首をふった。


その日の帰り。

後ろから『智弘!』と急に呼ばれた。

振り返ると真香さんがたっていた。

びっくりして大きい声になってしまった。

『はい!』

答えると、

『真香さんじゃなくて真香でいいよ』

そう言われた。

『わかりました。じゃあ僕のことは智弘って呼んでください。』

そういうと、『智弘。敬語もやめて。なんか変な気持ちになるから』

僕は真面目すぎた。そう思った。

真香まなかよろしくな!』

『よろしく!智弘ともひろ!』

これが初めてまともに話したことかもしれないと思った。

やはり可愛いらしい声だった。

笑顔が素敵だった。


家に帰ってなにも考えずにいると、ふとあの顔を思い出す。なんで思い出してしまうのだろう。そう考えた。

その時、ある考えが出た。

『も、もしかして!これが初恋!?』

これが僕の初恋の始まりだ。

6月に近づいた、5月の終わりのある日だった。

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