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創造神の死亡  作者: LEIKUN0227
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第二話 雪女の末裔とただの少年




そしてあの後、男二人は捕まり、

警察に連れて行かれた…


そして我は凍らせる能力を使った少女と撃たれてしまった

少年を回収し、人気の無い路地裏に行く。



少年「…」


アルス「まずは…蘇生からだな…」


少女「…生き…返るの…?」《ギュ…》


少女は我の裾を掴み、

我の目をジッと不安そうな表情で見つめている。


アルス「生き返せる、安心せよ…」


我は少年に触れて能力を発動させる、

我の能力で血や肉を創造し、撃たれて開いた穴を埋めていく、

そしてしばらくすると少年が目が覚ます。


少年「…ん…?」


少女「…お…起きた…生き返った…?」


少年「ここは……?」


アルス「ここはさっきの場所より少し離れた場所だ。」


少年「お、お前はさっきの…お前が変な事言いながら近づいて来たせいで撃たれた…あれ?」


少年「傷が…無くなってる…?」


アルス「我が治しておいた。」


少年「お、お前は一体…」


アルス「我は…創造神だ。」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



少年「…で…なんで俺達に着いて来んだよ…!!」

《プンプン!》


アルス「いや…なんかそなた等が妙に気になるのだ。」


少年「気になるのだ…じゃねえーよ!!助けてくれた事には感謝するけどそれとこれとは話が別だ!帰れ!!」


少女「…この人…怖い…」


アルス「そこまで言わなくとも…」

《ジリ…》


少年「雪に近づいてんじゃ…ッ…ねぇーよ!!」

《ブンッ》


アルス「あでっ…」


雪「…こ…怖い…よ…」《ビクビク》


少女…雪は少年の背中に身を隠し、その身を震わせている。


流石にこれは自業自得だと思い、その場を去る…

だが無性に気になるので少し離れて見ることにした。

そしてその気になる理由がすぐに分かった、

あの二人は服で隠れているが、

走る事によって稀に肌が見える、

そして肌をよく見る、

腕や首、足首の所から偶に見える肌には

青い痣や赤黒く変色している所が複数見られた、

恐らく…いや…あの二人は

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アルス「…これは…着いて行くか…」


そして約数分間離れて見ていると

家の中に入るのを確認したので、

我は…


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


《ガチャ》


少年「た、ただいま…」


家に帰ると家族が待ってる…俺にとって最悪な人が…

 

少年「…隠れてて…」


雪「…うん…いつも…ありが…とう…零…」


そう言い、雪は玄関の戸棚とか靴箱の隙間に隠れる。


母「あ?もう帰ったの〜?」


俺がリビングに向かうとそこにはお酒を飲みながら若い男二人と一緒に缶ビールを飲みまくっている母が居た、

リビングは換気扇を回しているがお酒の臭いが鼻を刺激する。


男A「おっ、ガキじゃーん、お久ー。」


男B「邪魔…」


母「あーごめんねー…ちょっとお前は

早くどっかに行きなさいよ。」

《ギロ…》


零「…分かった…(はぁ…)」

《ガリッ…》


俺はいつもどおりに母親にそう言われ、リビングから去る。


《ガチャ…バタン…トットットッ…》


男A「…」


母「さっ、さっきの続きでもしましょうか。」


男A「あーその前にトイレに行って良いか?」


母「良いわよ〜。」


男A「おけ〜。」

《ガチャ…バタン》


零「そろそろ出ていいぞ…」

《コソ…》


雪「ふぅ…埃…多い…」


雪が靴箱と戸棚の間から出てくる、

雪は数分位埃が溜まった場所に隠れていたお陰で

全身に埃を被っていた、

雪は目に埃を入れない為か、

目を手で覆っている、

俺は手で埃を払った…





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