気が多い性格
インターネットで見つけたロースターからコーヒー豆を取り寄せたり、休日に行く当てもなくドライブしている途中に見つけた自家焙煎の喫茶店に立ち寄ったりしては、コーヒー豆を購入しています。うん、そうだな、毎月2キロくらいは買っているような気がします。家族と自分の分併せて、毎日70gくらいは消費するので、大体2キロ前後になるから丁度いい塩梅かもしれません。
で、コーヒーは南米、中米、アフリカ、アジア、などなど赤道近くの国々からたくさんのコーヒーが生産されて買えます。国ごとの特色や、その国の中でもまた地域によって味が変わったり、農園単位で特色ある方式でコーヒーづくりをしていたりするので、本当に数限りないコーヒーがあります。
そのうえ、前にも言ったように、自分で焙煎度を指定もできるお店もあるのですが、ほとんどのお店では、店主が一番良いと思った焙煎度で提供されることがほとんど。コーヒー店に入って、豆の前に書いてある説明文を読んだり、店主と自分に合うコーヒーを探してもらったり、試飲や豆の香りを試すことができるお店では、あれこれと嗅ぎまくったりと、本当にきりがありません。
言ってみれば、絶世の美女を何百人という世界で磨かれた美女たちの中から、自分が一番と思う美女を選び出すようなもの!そりゃあ、あれもいいけど、これもいいななんて言いながら、いろんなものを試したくなるのが、気の多い人間の性。悩ましいような、でも楽しいような、何とも言えない面白さがあるのが珈琲選びかもしれません。
反面、僕と同じくらい珈琲を飲む家人は、僕があれこれ淹れるコーヒーを文句も言わずに飲んでくれるのですが、自分で淹れるときはグァテマラ一辺倒。浮気は一切なし。
うん、間違いない。
あれこれ高いお金出して、期待して飲んでみたらちょっと違ったなんて残念な思いもせず、そこそこお求めやすい値段でいつでも手に入りやすいグァテマラを飲んでいれば、好みじゃないコーヒーを飲んだときのガッカリ感も感じなくてすみます。
性格的にも家人は変わったものに手を出さない慎重派で、僕は何でもかんでも試してみたい冒険野郎。三回に一回、「あっ!これおいしい!」って思えれば御の字です。
それでも、飲みづらいなと思って冷凍庫に残ってしまったコーヒー豆を、淹れ方をちょっと工夫して酸味を抑えめにしてみたり、苦みをマイルドにしたりすると、結構おいしく飲めたりするので、自分の淹れ方の未熟さがコーヒーをあまりおいしくなくさせているのかもしれません。
本当に毎日繰り返し、同じ豆で同じ淹れ方をすれば、満足いけるコーヒーが飲めるんですよね。
それでも、淹れ方を工夫して、いろんな豆を試して、知識と経験を増やすことも、また、美味しいコーヒーに巡り合う方法だと思って、これからも楽しんでいこうかな。幸い、あれこれコーヒー豆を買ってきて冷凍庫を占領しても、今のところ家人はあまり目くじらを立てないので助かっています。
さて、夜の仕事前に、珈琲を淹れましょうかね。