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やっぱり急冷式が簡単

今年も本当に暑い日が続いていて、毎日淹れるコーヒーの隣には冷たい飲み物を一緒に用意していたり。



以前は夏は水出しコーヒーを自作していたけど、時間はかかるし、手間も掛かる、そして飲みたいときに切れちゃったりするし、漬けっぱなしにしていたら、味が強くなりすぎたりもする。自分の好きな豆で作れたり、その日によってブレンドを楽しんだりできるし、フレッシュな豆を使えるので、味もやっぱり立体的に出やすくて美味しいのだけど。



大量のコーヒーをせっせとグラインドして、お茶パックに詰め、出来上がりの時間を逆算して作るのは本当に手間がかかる。次第に、市販のコールドブリューのパックを買ってみたり、パックのコーヒーを買ってみたりしたけど、やっぱり自作には全く勝てない味と香りの壁がある。



ということで、時間も手間も掛からない、急冷式のアイスコーヒーに落ち着いた。これなら、ホットのコーヒーを淹れるのと同じ手間で済むし、ボトルを洗浄したり、出来上がり時間を気にしたりする必要はない。やっぱりペーパードリップって、コーヒーを美味しく簡単に飲む一番の方法なのかもしれない。



昨晩も、寝る前にちょっと作業をしてからと思い、アイスコーヒーが飲みたくなった。マンデリンを3人分、30gグラインドして、抽出は2人分、注ぐ湯量は300㏄。その濃いめに出た熱々のコーヒーを大量の氷の上に注いで、氷が溶けてしっかり冷えた頃には、丁度いい濃さになる。



「カラン、カラン」



正直、家で作った氷でも、コーヒーの香りで塩素の匂いはあまり気にならない。水だと最初のうちはいいけど、水が減って氷が多くなってくると、塩素くささが気になるけど、コーヒーだとあまり気にならない。それよりも、その簡単さの恩恵の方が大きい。



冷たく冷えたマンデリンの分厚いボディと程よい苦みの後に、中煎りならではのベリー感あるフルーティな香りが鼻を抜けていく。僕が自分で淹れるコールドブリューが好きなのは、喫茶店などで飲む苦み一辺倒のアイスコーヒーと違って、フルーティーな香りが楽しめるところだと思う。これだと味が薄くても香りが楽しめて、ミルクに頼るほどの濃さじゃなくても美味しい。



元来、コーヒーにはまる前の僕は、缶コーヒーが主体でアホのような量を飲んでいたから、アイスコーヒーしか飲むことは無かった。でも、美味しいコーヒーの香りを楽しむには、やっぱりホットの方が香りが立ちやすく、アイスにすると、その特徴が感じづらくなる。そのいいとこどりをするなら、自分の好きな珈琲豆で、急冷式のアイスコーヒーを作るということに落ち着くのではないかと思った。



市販のボトルコーヒーは、やはり淹れたてのアイスコーヒーには勝てないし、コールドブリュー用に売っているバッグ式のコーヒーも、万人が好みそうな香りよりも苦みが立った深煎りのものが多い気がする。



僕はやっぱり、フルーティーな香りが鼻を抜けるコーヒーが好きなので、アイスにするにもそういう豆と焙煎度を選びたい。利便性と味の選択を兼ね備えるなら、急冷式がおすすめ。



僕の作り方は、ホットで抽出する豆量で、湯量を3分の2から4分の3にして抽出しています。2分の1でも良いと言っている人もいるので、その辺は入れるグラス、氷の量などを統一して、何度か抽出の濃度を変えてご自分のお好みの濃さを試すことをおすすめします。氷の香りが気になる人は、市販の氷を使ってもいいかもしれません。



もうちょっと続きそうな暑い日々。



簡単美味しいアイスコーヒーをお楽しみください。

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