第32話 フローラ達の状況
フローラ達が父であるアドルフ辺境伯が治めるビート領に来て1年が過ぎようとしていた。
カミラと共に王都を脱出してビート領までの間は、エイベルの活躍でヒルダ達の追っ手は無く、数回モンスターと遭遇するぐらいで無事ビート領に到着できた。
モンスターなどカミラにとっては問題にならず安全な旅だった。
この1年で皆それぞれがアーロンの死を受け入れている。
第2王妃フローラはアーロンの遺志を継いで国を守るためヒルダ達の勢力を追い出す方法を父アドルフと共にさがしている。
ヒルダが貿易国家ノルトラインの王族だけあり、事あるごとにノルトラインが口お出してきているので簡単にいかないのが現実である。
ドリルとダリルの兄弟の莫大な財力で多くの貴族たちがヒルダ側に就き、上手く進んでいない。
長女フレイア姫(6歳)は幼い妹アンジーの傍に常にいて優しく守っている。
自分も力を付けて母や祖父の力になろうと日々勉強漬けで努力を続けていた。
アーロンと一緒で魔法や剣術は苦手だが知力が高く凄い速度であらゆる知識を吸収している。
将来エイベルと肩を並べるのもそう遠くない程だ。
一番幼いアンジー姫(4歳)は初め、父アーロンの死が受け入れる事が出来ず毎日泣いて過ごしていた。
半年が過ぎたあたりから泣かなくなり英雄になりたいからとカミラに頼んで剣術の練習をし始めた。
父アーロンが良く話して聞かせてくれた英雄の事を思い出したようで、父の代わりに母フローラを守ると言う。アンジーは魔法も得意だが剣術のセンスがずば抜けていた。
小さい身体の割に腕力も有り皆驚いている。
カミラはこの1年アドルフ辺境伯に仕えるようになっていた。
エイベルからの連絡で今はヒルダ達を抑える事が出来ているが、長くは難しいとの事なのでその時の為にエルフの国に協力要請するためエルフの国に向かっていた。
カミルの父カーティスはアーロンの国の現外務大臣で、元々はエルフ国アルフヘイムの貴族である。その伝手を使いどうにか協力をしてもらえないかお願いしに行ってもらっている。
外務大臣
エアフルトの伯爵でカミラの父で元はエルフ国アルフヘイムの貴族でる。
アーロンの父の時代にアルフヘイムとエアフルトとの間で協力関係を築くためアルフヘイム側の特使でエアフルトに来た時アーロンの父に気に入られ友好の為エアフルトの爵位を与えた。カミルと違い有識者彼はエイベルの師匠でもある。今はエイベルと共に国を守っている。




