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84話 センエースは滅びぬ。何度でも甦るさ。

本日は、コミカライズ版センエース、

11話、配信記念として、

一日10話投稿を行います!


本日の7話目!


 84話 センエースは滅びぬ。何度でも甦るさ。


「あ、もう一つ、ちなみに言っておくと、3038回殺されるのも、1回殺されるの、取得できる経験値は同じやから。それが根源のアリア・ギアスとなっとるからこそ可能となる疑似ソウルゲートやと思ってくれ。経験値を稼がせるために、あえて死ぬ必要はないってこと。10年経過したタイミングで、『ループするため』という理由もかねて、一度だけ死ね。経験値的にはそれでMAXやから」


「……」


「さて、これで説明は全部だ。だいたいのことは理解できたかな。何か質問があるなら受け付けるが?」


「お前さぁ……」


「ん、どうした?」


「だいぶ前の時に、『自分なら50億回ぐらい、この地獄に耐えられる』とかほざいていたが……それって、今回の、この10年ルールも含めての話か?」


「それを言ったという記憶を持ち合わせていないから、ワシが、どういうつもりで、それを言ったんか、ちょっとよぉわからんけど……まあ、今の感情だけで、素直に応えるなら……1億ボーナスモード込みやと、ワシでは、『初回の2年目ぐらい』が限界ちゃうかな? 実際にやってみんと、ホンマの限界なんか分からんけど……こんな、アホみたいな地獄、そんな、何回も耐えられるわけない。この不可能を可能にできるんは、この世でお前だけ」


「……」


「頑張れ、センエース。お前がナンバーワンや」



 ★



 ――ハスターが言っていた通り、ここからが本番だった。

 初手で、角交換みたいに、覚醒しあうところまでは、これまでと同じ。

 お互いに、究極超神級の力をぶつけあう。


 違いと言えば、今回は、『テキトーなところで殺されて終わる』ということが出来ない点。

 前回までのセンは、無謀な特攻や、あえてスキをさらす闘い方をして、『わざとダメージを負って、死にやすくしていく』というムーブをとってきたのだが、今回は、ガチガチの『いのちだいじに』ムーブで時間を稼ぐ。


(10年で……3000機は……すくねぇよなぁ……)


 ちなみに、

 『これまでとの違い』はもう一つあって、

 戦闘開始直後に、この場にいる全員が、

 疑似ソウルゲート空間に転移しているという点。


 何もないだだっぴろい空間で、時間を気にせず、殺し合う。

 ――そんなことを、体感時間にして『2週間分(実質時間はほぼ0秒)』、繰り返したところで、


「閃光・平熱マンスラッシュ!!」


 平熱マンの渾身の必殺技が、

 センの体を真っ二つに切り裂いた。


「……ちっ……くそがぁ……」


 『38柱の究極超神』を単騎で相手にしているので、

 当然、『いのちだいじに』モードで頑張っても、

 永遠に生き延びることは不可能。

 どこかでは、確実に削り切られる。



「や、やった……ようやく、倒した! よっしゃぁあああ! いやぁ、長かった……削り切るまで、めちゃくちゃかかったな……ハスターのやつ……強さと、生命力がハンパじゃなかった……」



 と、解放感に包まれているヒッキ。

 そんな彼の目に、地獄が舞い込む。


「……へ?」


 秒で復活したセンエースは、

 一度、首をゴキゴキっと鳴らしてから、


「センエースは滅びぬ! 何度でも蘇るさ! センエースの力こそ人類の夢だからだ!」


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