表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
838/1228

13話 チート行為をチートで処理するという、大胆な恥知らずチーター。

コミカライズ版センエース、9話配信記念じゃぁああ!

一日10話投稿、いくぞごらぁああ!

まずは1話目ぇえええ!


あ、イラストも、あとで投稿します(*´▽`*)


 13話 チート行為をチートで処理するという、大胆な恥知らずチーター。


 ヌルは、瞬間移動で、カミノの背後を奪い取り、またもや、執拗しつように、カミノの首裏めがけて手刀をぶち込む。

 ズバァァアアアアアアアアっ!!

 と、豪快な切断音が響き渡る。

 切り離された『カミノの首』は血をまき散らしながら、宙を舞った。


 生首状態のカミノは、

 ひゅるひゅると宙を舞っている途中で、

 ギロっと、血走った目で、ヌルを睨みつけ、


「――はないちもんめ――」


 『極限状態のカミノ級』になってくると、

 もはや『使用許可要請を省く』どころか、

 『禁止魔カードを破り捨てる』という過程すらすっ飛ばしていく。

 チート行為をチートで処理するという、大胆な恥知らずチーター。


 チート宣言『はないちもんめ』により、カミノの全身が、紫銀のオーラにつつまれる。

 そのオーラを、口の中に集めて、豪速で、もぐもぐと、咀嚼してから、ぺっと吐きだした。

 カミノの口から吐きだされたオーラは、深い闇色に染まっており、かつ、『人型』に形成されていた。

 カミノは、そのまま、その『ダークオーラドール』に向かって、


「スピリット・ファンクション、強制執行!!」


 覚醒をうながす。

 潜在能力の解放。

 ――さらに、


「――かごめ、かごめぇえええ――」


 二枚目のチート(切り札)を切るカミノ。

 今回も、当然、『本来なら絶対に必要な過程』をすっ飛ばす。


 2枚の禁止魔カードを、手順無しで乱用するという、盛大な、バグのフルパレード。


 ――チート宣言『かごめかごめ』により、

 『ヌル』の『中』から、いくつかのフラグメントが引きずり出される。


 それは、ヌルに奪われていた『元主人公』たちのフラグメント。


 「ミラブルース・アマルガメーション!!」


 『はじけて混ざれ』と命じることで、

 ヌルから奪い返した『無崎朽矢』のフラグメントと、

 ダークオーラドールが一つになっていく。


 コンマ数秒で融合は完成。

 顕現する、

 ――イカれた強面の修羅。


「……」


 カミノのチート乱舞によって顕現した『無崎』は、

 黙ったまま、ジっと、ヌルをにらみつけている。


 そんな彼に、『ほとんど首だけカミノ』は、


「無崎、助けてくれ! 俺一人じゃ、相手にならない! 時間稼ぎにつきあってくれ!」


「……」


 無崎は何も語らない。

 だが、何もしないわけではない。


 懐から取り出した壱枚の『野級カード』を、無言のまま、腕に装備しているスキャナーに通す。


 すると、無崎を中心として、巨大なジオメトリが展開される。

 そして、どこからか聞こえる。


 『――アストロ、登板準備完了』


 起動開始の合図が宣言されると同時、地面に描かれたジオメトリから、無数の『ギガロ粒子を放出しているパーツ』が、噴火したマグマのようにドワっと湧き上がってきた。

 ガチャガチャガチャッと、無崎の体を閉じ込めるように組みたてられていく。


 二秒とかからず、無崎の体は、全長三メートルほどの殺戮兵器の中に収まった。


 それは、宇宙を擬人化したような、

 混沌と静寂を体現した独特のスタイルだった。


 パッと見は、雷神。

 流線形の頭部と脚部、両腕は細く長い。

 特徴的な、発光する羽衣。

 背中から生えている六本の剣は翼であり後光。

 フレームは、『星の輝き』をした聖銀で、接続部分は脈動する漆黒。


「……」


 無崎は、語らない。

 ただ、ジっと、深淵をにらみつけている。

 心なしか、キレているようにも見えた。


 寡黙な無崎は、ただ一言だけ、


「――無双神化――」


 そうつぶやいた。

 すると、無崎の全部が沸騰する。

 彼だけの固有神化が爆裂な輝きを放つ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ