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51話 『超神を超えた神』を、超えて、超えて、超えて、超えて、超えて、超えた領域。


 51話 『超神を超えた神』を、超えて、超えて、超えて、超えて、超えて、超えた領域。


「も……もう、やめ……」


 降参を口にしたバーチャに、Tは言う。


「あかんよ、ダメダメ。だって、まだ、目が覚めてないもん。この悪夢から、さっさとおきたいやろ? 手助けしたるから、もっと頑張れ」


 情け容赦なく、徹底的に、バーチャをフルボッコにしていくT。


 拷問開始から20分ほど経ったところで、


「どうや? そろそろ起きれそうか?」


 と、ズタボロのバーチャに声をかけるT。


 Tは、朦朧とした表情で、


「し、死ぬ……」


「大丈夫、大丈夫。だって、夢やもん。死ぬことなんてあらへんよ。起きたらエエだけの話。そうやろ? なぁ?」


「……ゆ、夢じゃない……のか……貴様は……現実だというのか……超神である私を……一方的に拷問できる力など……そんなもの……あっていいのか……命の王センエースですら、私を殺すために、全生命をかけたのだぞ……」


「あってエエかどうかは知らんけど、ワシの視点で言えば、『ワシの今』は、『おぼろげな夢』なんかやない。間違いなく、『まっとうな現実』やで」


「……何者……なんだ……貴様は……『超神を超えた神』か?」


「まあ、その認識でも別に間違ってはないんやけど……ワシの場合は、もっと複雑でなぁ。一応、『超神を超えた神』を、超えて、超えて、超えて、超えて、超えて、超えた領域までいったこともあるんやけど……まあ、言うても分からんやろうし、どうしても説明したいわけでもないから、ここでは『禁』ってことにしておくわ」


「……きん……?」


「――『禁則事項です♪』みたいな感じやな。はは」


 一度、快活に笑ってから、

 Tは、周囲の面々を見渡して、



「さて……それじゃあ、とりあえず、ガイリューを蘇生させようか……」



 そう言いながら、サクサクっと、

 反魂の神聖式をくみ上げると、

 Tは、サラリと、コスモゾーンに回収される前のコアオーラを奪い取り、


「……はい、蘇生完了」


 一瞬の出来事だった。

 ガイリューの肉体が綺麗に再生されて、

 その『中』に、彼のコアオーラが収納される。


「かはっ……がはっ……はぁ……はぁ……え?」


 何が何だか分からないと言う顔で、

 周囲をきょろきょろと見渡す。


 そんな彼に、Tは、


「お前はバーチャに殺されて、そんでワシに蘇生させられた。以上。何か質問があるなら答えるけど?」


「……だ、だれ……だ? 貴様……」


「T・104。銀河の正統なる支配者。こんにちは」


「ぎんが……しはいしゃ?」


「なんせ、ワシはこの世界で一番強い存在で、かつ、この世界を創った神やからな。そら、当然、『ほかの誰よりも支配者やろ』って話や。むしろ、ワシを差し置いて、他の誰が支配者を名乗れんねんって話や」


「……」


「で、この世界の支配者であるワシは、今後、この城を拠点とすることに決めた。で、お前らは全員、ワシの配下ね。これから、人間相手に、世界征服のための戦争をしかけていくから、ワシの命令に絶対服従の兵隊として、がんばれ、ファイト」


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