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68話 存在値、戦闘力、根性――すべてが凶悪な化け物の群れ。


 68話 存在値、戦闘力、根性――すべてが凶悪な化け物の群れ。


「貴様のような『ただのカス』が、主の名をかたるなど、言語道断!! 万死に値する愚行中の愚行!」


 名前に『センエース』がついているだけで、『親の仇』かってぐらい、バッキバキの怒りを向けられる、可哀想なMP型センエースたち。

 ゼノリカの面々は、溢れる怒りと、核爆発を起こしているような忠誠心を推進力にして、MP型センエースを殺し尽くしていく。


 『MP型センエースという敵』のエグさは、ガチ中のガチ。

 1000体もいながら、それぞれが存在値5000兆と言う、狂ったような戦力をもった化け物集団。

 間違いなく、全世界史上最悪の地獄。

 絶対に、確実に、文句なしに、全世界の歴史で、もっとも苛烈な地獄……なのだが、しかし、なんと、登場から2時間もしないうちに、MP型センエースの群れは、九割以上がお亡くなりになってしまった。


 とにかく、ゼノリカが強すぎた。

 天下の面々をチームで組ませて、各地に派遣し、被害が出ないよう、抑えさせ、時間を稼いでいる間に、天上の面々が、MP型センエースを高速で処理していくと言うシンプルな殲滅作戦。


 MP型センエースは、特別なカスタムがされているようで、一体一体がとんでもない強さを誇っていた。

 『ただ数値が大きいだけ』ではなく、優れた戦闘力も誇っているというチートコピー軍団。

 その上で、なかなかえげつないセンエースエンジンも搭載していた。

 存在値、戦闘力、根性――すべてが凶悪な化け物の群れ。

 そんなやばすぎる軍団だったが、

 ゼノリカの面々の『200兆年、センエースを殺し続けた経験値』は伊達じゃなかった。

 MP型センエース軍団は、間違いなく史上最強最悪のチート集団だったのだが、極限まで強化されたゼノリカの面々には手も足も出ない。


 特に、『三女神』と『ゾメガ&平』の上位5名がハンパなく強く、それぞれが、大体2~3分前後で、MP型センエースを処理していってしまう。


 三姉妹、九華、十席の面々は、『三女神ゾメガ平』と比べれば、かなり劣っているが、それでも、5~10分もあれば、それぞれ単騎でも、どうにかMP型センエースを処理することができた。


 ――『MP型センエース987号』は、

 カンツにボコられている途中で、


「おいおい、ちょっと待ってくれよ! なんなんだ、お前ら! なんで十席ごときが、そんな、異常な強さを持っているんだ! 俺たちに対抗できるのは、センエースと田中トウシを除けば、三女神ぐらいが精々って話じゃなかったのか!」


「がははははは! 貴様ら如きが相手なら、主が出るまでもないことは当然として、楽連の武士でも、時間をかければ単騎で撃破できるなぁ!」


「なめるなぁ! そこまで侮辱されるほど落ちぶれちゃいねぇ!」


「侮辱? 楽連に敗北することが? がははははは! 舐めているのはそっちの方だ! 我々ゼノリカは、この上なく尊き命の王センエース神帝陛下の配下だぞ! 貴様のようなただのカスを殺せないような落ちこぼれなど一人もおらんわぁあああ!!」


「ぴげっ!!」

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