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29話 逃げるんじゃない。現実の気配を背後に感じているだけで、俺自身は前進を継続している。


 29話 逃げるんじゃない。現実の気配を背後に感じているだけで、俺自身は前進を継続している。


(なんで、3の訓練をするんだ? 脳筋の俺的には、2のテーマである『破戒』の方を主軸にしたいところなんだが?)


(ダブルやる場合、一番、バランスが良い。もともと、3は、単体で使う場合でも、かなりバランスがええ『完成された究極超神化』やけど、その完成された特質はダブルにおいてもいかんなく発揮する)


(昔から思っていたけど、3だけ、異様に優遇されてんなぁ)


(出力の向上だけを考えた場合、5や7を使った方がええ。それは間違いない。ただ、いきなり5や7をダブルで使うんは、野球初心者が、いきなりカミソリシュートの練習から始めるみたいなもん。余裕で肘こわして終わりや)


(ようするに、3は、入門編的な意味合いが強いってことか)


(いや、別に、そういうわけでもない。3は、複数神化する際の支援マテリアとして単純に優秀なんや。だいぶ未来の話やけど、トリプルとかクアドラプルで運用する場合、3は、絶対に、間に挟んだ方がええ。だから、練習して腐ることがない。最終的には、『固有神化×究極超神化3×究極超神化8』とかを運用していくんが理想。クアドラプル運用やと『固有神化×究極超神化3×究極超神化5×究極超神化8』とかかな。で、理想の中の理想を言うんであれば、『固有神化×真醒・究極超神化3×真醒・究極超神化5×真醒・究極超神化7×真醒・究極超神化8』のクインティプル運用が理論上の最強。クインティプルに関しては、イメージ的に、目隠し将棋とフラッシュ暗算とジャグリングを同時にやりながら玉乗りで鉄骨渡りする感じ)


(死ぬてぇ。頭爆発した上で、落ちて、死ぬてぇ。てか、常識の視点で見た場合、目隠しとフラッシュ暗算の段階で詰んでいるんだが……新ジャンルの透視が必須技能になっとる……)


(どんだけ練習せなあかんか、具体的に想像できたやろ。というわけで、さっそく、『玉乗り(究極超神化3)』の練習から始めよか。これが安定せんと、他がなんぼできても、『頭から地面にダイブするピエロ』にしかなれん)



 ★



 究極超神化3の出力は、『5兆』程度しかないので、

 それだけで、『田中と愉快な配下たち』を相手にするのは、本当に骨が折れた。


 とにかく、火力が足りない。

 スピードが足りない。

 耐久力が足りない。


 『真醒・究極超神化』と比べれば、全部が微妙。


 『5年が経った段階で、すでに、2000回ほど殺されている』と言えば、どのぐらい微妙なのか、ご理解いただけるだろうか。


(やばい、やばい、やばい……このペースだと、普通に積む!)


(真醒は使うなよ。ここで真醒に逃げたら、未来はないで)


(逃げるんじゃない。現実の気配を背後に感じているだけで、俺自身は前進を継続している)


(ちょっと、何言っているかわかんない)


(まずい、まずい、まずい。マジでやばい。このペースだと、あと2年以内に残機がつきる! 助けて、タナえもん! この状況を打破する、なにか、画期的な秘密道具を出して!)


(しょうがないなぁ、セン太くんは。ぱぱぱぱっぱぱぁ~、ビッグ努力ぅ)


(それはもうやってる! 頭おかしいレベルで、ずっと、やっている!)


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