二人の世界
大「それに、私って結構強いんだよ?」フフン
何を隠そう、私は剣道を小学一年生の時からやっていて、県大会の優勝常連なのである。
?「へ、へ~そうなんだ、凄いなぁ私と同じくらいなのに」
大「ふふ、ありがとう、そういえばあなた名前は?」
藤「あぁ、私の名前は藤咲茜 今年で10歳になる」
大「いい名前ね、私は川崎大和っていうわ、よろしくね茜」
大和は真っ黒で艶のある長い髪をポニーテールにしている、とても10歳には見えない綺麗な女の子で、
茜は、赤色のロングヘアーで、誰がどこから見ても可愛い女の子で、大和に似ている。
大「ところで、どうして虐められていたの?」
藤「あぁ、あいつら猫に石を投げていたんだ、幸い当たっていなかったからよかったものの、直ぐに止めに入ったんだ、そしたらこの様だよ」
大「ううん、凄くカッコいいよ!」
藤「大和の方がカッコいいよ、実はね、大和が来る前に何人か私の横を通ったの、でも誰も助けてくれなくて、大和が助けてくれた時凄く嬉しかった」
「だから、今度は私が大和を何かあったら助けたい!」
それから茜は大和と同じ道場に入り、毎日道場に来て己を鍛えていた。
それから3年後、二人が14歳の時に初めて茜が大和に勝った
大和「はぁ…はぁ…負けてしまった」
藤「そんなことない、今のはギリギリで勝てた、いつもの大和はもっと簡単に勝っている」
(多分、最近ずっと勉強しているからだろうな~)
実は茜は頭がいい、日本一頭のいい小・中・高一貫のお嬢様学校に通っていて、大和も高校はそこに行きたくて、今必死に勉強している
「大和は勉強しなくても満点取れるよ」
「そんなことないよ、ちゃんと勉強しないと」
「大和って、最近私の口調に似てきたよな、前までお嬢様かぶれみたいな感じだったのに」
「誰かさんとずっと一緒にいるからねぇ~」
「当たり前だ、私には大和がいてくれたらそれでいい」
そう、何を隠そう…茜は大和に対して恋をしている、助けられたあの日から
「しかも私はヤンデレ気味だ」
「はいはい」
そんな日々が続いて、遂に合格発表の日
「あ、あった!」
「おめでとう!」
無事合格、しかも主席!
「さぁ!道場にいくよ」
「久々の手合わせだ」