#17 一大事 ※
※展開は微エロです。
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガアガガガガ‼
エレベーター内が大きく揺れる。
「たったった!」
華奢になった入江の身体がぐらつく。
「……ったく」面倒臭そうに、そんな入江を小林が手を伸ばし支えた。
「! あんだよッ」
「危ないだろ。そんなちっこくなっているのに」
「‼ 女扱いすんじゃあねェよ!」
「……女だろうが」
ふに。
小林が小さな胸に触れる。
優しく。
「ぁ゛!?」
ぷに、ぷにに。
徐々に、力が籠められていく。
「ぁ゛あ゛んン゛ッッ!」
小さな悲鳴が入江から漏れる。
「可愛い声を出すんだな」
小林も、面白がって触れる。
「っ゛あ゛ぁ! ンん゛……ッ」
五十嵐と浦飯は、エレベーターの階数を見ていて、行為に気づいてはないようだった。
(このド変態ィ~~‼)
キッ! 潤んだ目で入江が睨む。
小林が一蹴するようにほくそくみ、
(もっと。しちゃうよ?)
耳もとで、そう囁いた。
ゴクリーー……こ、ここで??
ブンブン‼
入江が、顔を横に被り振る。
ニタ、ニタ。
(こ、のォ! っしょ、性悪~~~~‼)
パク、パク。
キュロットの中に、小林の指が差し込まれた。
太ももに爪が、指先が触れる。
くにゅ。
パンツ越しに小林が触れた。
敏感な場所に。
(う゛ォ゛‼)
と、ここで。
「あ~~小林さ~~ん」
五十嵐が振り返る。
何も、なかったように小林も聞き返す。
「何ですか?」
「? あれ、機嫌なんで悪くなってんスか??」
「別に、それで何?」
ガクガク!
(ぁ、あっぶっなかったァ~~~~っっ‼)
入江の膝が笑う。
初めて、あんなところを触られた。
大っ嫌いな男に。
(な、なのにーーやっばい、俺、やっばい!)
入江がしゃがみ込む。
「?! どうしたの~~入江ちゃん?」
イキかけちまった……。
「な゛ん゛でも゛な゛い゛……っすん!」
そんな入江の様子に、五十嵐が小林を見た。
「抜け駆けはどうっスかねぇ」
「……煩い、既婚者のくせに」
ぷい! 子供のように小林が顔を逸らした。
「ま。俺も、手は出すますけどね~~可愛いし」
「! 既婚者だろ、お前は」
「育てたものを食べたっていいじゃないですかぁ~~」
二人が睨み合う。火花が散る。
浦飯だけが慌てる。状況が飲み込めない。
ガッカッコン!
金属音が聞こえた。
と、同時に壁が剥がれ落ちた。
「「「「「え゛?!」」」」
4人の口から同時に声が漏れた。
目の前には壁がなくなった場所がある。
そこはよく映画に出てくるエレベーター内の構造が剥き出しとなっている。
火花が散る、ところも見える。
空気が重い。頭が混乱している。だからか、考えもまとまらない。
「壁がーーじゃあ、この……」
浦飯が、足元を見た。
「「……いずれか、すぐなのかーー落ちる」」
OBコンビの言葉は、確信に近いものがあった。
浦飯の膝がカク! と折れ、床へと腰が落ちる。
「入江ちゃん~~? 前にも、こんな経験したのぉ~~??」
しゃがみ込み、落ち込んでいる入江は、
「うん。最近てかーー朝ね」
顔を、浦飯へと向けた。
その顔は赤く染まっている。
まだ、小林が触れた感触が残っている。
「だから。俺には分かるよ」
「な、何が??」
ゆっくりと、入江が立ち上がる。
「まだ、始まってもいないって、ね」
唇を突き立てる。
その言葉に、浦飯はーー生唾を飲み込んだ。




