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友美と弘樹 - 3 -



ともみんは、智の心の中で確実にチカラをつけていた。自分が生み出したはずの別人格が、自分を支配しようとしているのではないか?とまで智は思った。


「でも、やっぱりいつかはお礼させて欲しいな。本当に最近毎日が楽しいんだ。ありがとう!それから、今日の部屋着もかわいいね!友美ちゃんってセンスあるよね。でもおっぱいに目が行っちゃう(笑)」


家に着いた智は、無理に酎ハイを一気飲みした。酒は強い方だったが、牛乳でさえも一気飲みというのは得意ではなかった。思えば小学校の頃から一気飲みを出来るやつがモテていたような気がするが、智はそれを見て「あんなことして、肺に入れたりでもしたら大変だよね」などと言って、それに共感してくれる女子と仲が良かった。


「弘樹くんって、あんまりえっちなことおっぱいおおきいとかしか言わないけど、ホントはおっぱい星人さんなんでしょ?もっとさらけ出してもいいんだよ!今日はちょっとレベル高いの送ってあげる♡」


酒に酔ったせいか、ともみんの口調まで少し強引になった。送った後になって、マズイか?と智は思ったが、ここまでおっぱい写メ以外キレイな関係だった女がいきなり淫乱になれば、ロッキーも少しは気が変わって引いていくかもしれないと思った。


「すごい。友美ちゃん洋服脱ぐと、こんななんだね。おっぱいの形がクッキリ。もっと見たいなぁ」


「じゃあ、こんなのはどう?」


ともみんはブラジャーを外して、手で乳首を隠した写メを送ってみた。


「す、す、す、すごい。触ってみたい。挟まれたい。もっと欲しいよ」


「どこを挟まれたいの?ちゃんと教えて」


勢いに乗って写メのレベルはエスカレートしていった。ネットの拾い画像なので、多少写り込んだ毛先の色や巻き方に違いがあったが、ロッキーはそれに気づくことはなかった。

鎖骨下に今までなかったホクロが写り込んだ写メを送る時、智は心のどこかで「違いに気づけ!頼む、ロッキー!」と思っていたが、ロッキーは胸に釘付けで、他を気にした様子はなかった。


「いっぱい舐めてあげたい。頭をナデナデしながら、おっぱい舐めてあげたい。ナデナデ♡」


いったいどんな体勢をするとそれが実現するのかわからないようなプレイを口走りながら、ロッキーは絶頂を迎えようとしているようだった。


夜中の2時半。


ともみんは同じ画像を2度送ったりしないようにだけ気を配って、メールを続けた。


興奮にまみれたメールを続けたまま、ロッキーはいつの間に夢の世界へ旅立ったようだった。


買った酒をすべて開けたヒゲ面の男があぐらをかいて座っていた。


智は男に戻った。


正直、メールを書いている最中、自分の股間が膨らんだり縮んだりを繰り返していたのが不思議だった。


ロッキーのページに、オフラインのマークが付いているのを確認して、智はパソコンを閉じた。

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