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[サガシモノ]  作者: 尖角
第四章
41/42

感謝を込めて

 「実莉・・・ありがとな・・・」


 「でも、俺は――――――――――」


 ここで、俺は言葉に(つか)えた。




 急に、実莉が俺に抱きつき、ある言葉を言ったから…。


 「私のことを想っているのなら、何も言わないで・・・」


 「私はカズキに記憶を取り戻して欲しいけれど、、、」


 「でも!!でも、それが絶対じゃないし、カズキがいてくれれば・・・」


 「私はカズキと一緒にいたいだけだから・・・」


 「でも、こんな私じゃダメかな?」


 「そう思うのなら、、、」


 「私のことが嫌いなら、突き放してくれていいから・・・」






 ――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――


 ――――――――――






 『俺はなんて幸せなんだ・・・』


 心で、その言葉が反響する。


 「ありがとう」


 「やっぱり、俺は実莉が大好きだ!」


 「今は、実莉は大学生だからダメだけど、卒業したら、結婚しよう!!!」


 「カズキという実莉が付けてくれた名前しかないし、何の取り柄もない俺で、できるかはわからないけど、頑張ればどうにかなると思うから、、、」


 「だから、これからを2人で頑張ろう!!!!!」
















 俺はそう言った…。


 言葉では言い切れないほどの「ありがとう」を込めて、ギュッと強く抱きしめながら。

あっさりしていますが、これで第四部完結です。


ありがとうございました。

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