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[サガシモノ]  作者: 尖角
第四章
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ニュース

 俺は、そうしたことをした後に、家に実莉と一緒に食事を取った。


 この時の、時刻は7時半。


 いつもの変わらない、、、


 というのはおかしいが、HESEのことを知る以前の生活に戻ることができた。


 しかし、お別れが近いというか、そういったことで、少し食事中の空気は重たかった。


 だが、そんな時、テレビを見ていた俺達の目に、何か見覚えのある建物が飛び込んできた。


 それは、HESEの本部であった建物だった。


 「あっ・・・」


 そうやって、息を漏らすように、実莉は言った。






 数日前の話が、今では数年も前の、ずっと経ってしまった過去のように思える。


 「ああ・・・」


 そうやって、俺も呟いた。


 それは、お互い思ったことが同じだったから。


 実莉の言いたいことも俺と同じだったから。






 だが、政府にとっても痛手であった今回の件は、俺達の知っているようにはニュースで伝えらえなかった。


 “民間企業の大事故発生により、ビルが全て炎上!!”


 “残るのは建物の残骸と、人々の亡骸だけ!!”



 しかし、それでいいと思った。


 死んでいった仲間も含め、俺達のしたいことはできたのだから。


 任務は達成できたのだから…。




 だけど俺は―――――――――――――――

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