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[サガシモノ]  作者: 尖角
第四章
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仲間の死亡宣告

 爆発で死んだ仲間には、本当に感謝もしているし、「すまない」とも思っている。


 だから、、、


 だからこそ、特殊部隊の死亡宣告をやらさせてくれと、HESEを壊滅させたすぐ後に、イッサに俺は志願した。


 それは、親やその他の家族に、「あなたの子供は死にました」と言いに行くもの。


 それは、誰だって言いに行くのは嫌なわけだし、「行きたい」と自ら言う人はいない。


 だが、世話をしていた、


 政府を抜けた特殊部隊を世話していたイッサは、そういったことを言えるわけではない。


 イッサが、そこの正式なリーダーというわけではないが、そんなことを言ってしまうとチームの規律は乱れてしまい、どうにもできなくなってしまう。


 だから、関係者ではないことを少し思われはしたものの、サックは俺が行くことを認めてくれた。



 と言ってみたものの、本来政府で認められている暗殺、、、


 表には出てこないが、そういったものは法律に触れることはない。


 それは、法が許しているから。


 しかし、今回の俺達のように、元暗殺部隊の連中が死んだところで、政府にとっては関係ない。


 それは、“元”であるのと同時に、“所属していた”という事実すらないのだから、政府にとってはどうでも良い事なのだ。


 さらに言わさせてもらえば、今回俺達がしたことは、政府が喜ぶことではなく、まったくもってその逆だから、その死が公になることはまずい。


 その理由は、言わなくてもわかるだろう?


 簡単に言うならば、地の果てまで追いかけられるからだ。




 とにかく、そういったことを防ぐため、俺達は最低限のこととして、死の偽装を行わなければいけない。


 俺は、死の偽装の理由付けをイッサ達にしてもらった後に、死んでしまった仲間の家族に謝りに行った、


 それはもちろん、誠意を込めて、、、である。

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