31/42
仲間の死
それから、地下4階までうまく制圧していった。
しかし、研究室。
5階の研究室にて、問題が1つ発覚する。
それは、HESEが政府にとっての重要機関なため、内部にも政府の部隊が数名いたということである。
だから、俺等は戦わなくてはいけなくなった。
だが、いくら敵である政府の人間でも“助ける”がモットーな俺達チーム。
それが問題で、アキが犠牲になってしまう結果になってしまった。
「畜生!!!!!」
「アキ・・・」
「目を開けてくれ!!!」
「目を開けるんだ!!!!」
そう、イッサが叫ぶ。
しかし、敵が放った弾丸は頭に直撃…。
よもや、痛みすらなかっただろう…。
アキと付き合っていたイッサ。
共に、政府へのミッションをクリアすると誓ったのだろう。
しかし、俺がそのミッションに人を誘ったせいで、アキは死んでしまうことになった。
『恨まれても仕方がないだろう…』
俺はそう思い、イッサに向かって、言葉を放った。