会議終了
「喧嘩はしないでくれ…」
「俺は喧嘩するためにここに皆を集めたわけじゃない」
「だから、喧嘩だけはやめてくれ」
俺はそう、みんなに向かって言った。
今回の会議の目的は仲間同士の喧嘩じゃない。
ただ、それだけのこと…。
俺が話した後、どちらの部隊も落ち着いてくれた。
これで、真面目に作戦が計画れる…。
俺はそう思い、会議の本論にもう一度戻した。
「今回は、、、」
「っと言っても、今回が初めてだが」
「攻撃部隊が向こうの情報端末を制圧した後、情報部隊に動いてもらう」
「しかし、突入も簡単には行かないと思う」
「だから、情報部隊が衛星にハッキングして、熱とか紫外線で感知しろ!」
「そして、それを攻撃部隊に無線で連絡し、情報端末を制圧する」
「次に、情報部隊は向こうの情報をある程度得たら、データを全て消す」
「攻撃部隊は、得た情報により動き、火薬を設置しろ!」
「最後に、攻撃部隊は時間を見計らって、ドーンっと一発お見舞いでよろしく」
「作戦は以上だ」
「わからない事や、納得のいかないことがあるのなら、別途俺に言ってくれ!」
「そして、お互い気に入らないことがあったら、もめる前に俺に言ってくれ」
「それでは解散!!」
こんな感じで作戦会議は終わった。
しかし、これは俺にとって納得のいく会議ではなかった。
もめるので始まり、わだかまりを残しながら、会議終了…。
そんなのに、どこのリーダーが納得できるのだろうか?
少なくても、俺には納得ができなかった。
とりあえず、第二章完結です。
次回の連載は少し間が空きます。
その点をご理解ください。