リーダー
まず、今回のHESE壊滅作戦は攻撃部隊が潜入し、情報部隊はハッキングをして情報を消す。
それが今回の作戦である。
刃向う者も、殺さずに助ける。
これが鉄則であり、その大義の下で、俺達はHESEを壊滅させる。
俺達は、作戦を立てるために話し合った。
少しして、情報部隊が、『気にくわない』という顔をし始める。
しかし、俺はその姿をただ気にせずに話を進めた。
すると、ついにキキが机を“バン”と叩き、立ち上がって言う。
「ねぇ!?」
「あんた達、私達を馬鹿にしてるわけ?」
「どうせ攻撃ができないからだとか、どうせお前らは弱いからみたいないい方して…」
「情報部隊がいらないなら、帰るけど??」
そういったキキの態度に口を出したのは、以外にもサイだった。
「少し、落ち着け!!」
「俺も、お前が言いたい事はよくわかる」
「確かに、俺もこいつらの言い方は気に入らない」
「しかし、ケンカしてどうなる?」
確かにそうだ。
俺が止めればよかった。
ここでのリーダーは、任務を頼んだ俺。
俺が止めていればこんな揉め事は怒らなかったのだろうか?
俺は少し、攻撃部隊を注意することにした。
暑いですね。