名前
久々の更新です。
すみません みなさん(-_-;)
しばらくして、意識という意識が俺の下に戻ってきた。
そして、声が俺の耳に届くようになった。
「あいつのことだが、あきらめた方がいい」
「もう望みは薄いぞ…」
40代ぐらいの渋いオッサンの声…。
あいつとは誰なのだろうか?
わからない
俺のことなのだろうか?
だとすると、何が望み薄なのだろうか?
俺はここで意識を覚ました。
ん?
俺はなぜ意識を失っていたのだ?
わからない
そう思った。
しかし、現実は違った。
『俺は撃たれたんだ…』
そのことをわかってしまったのだ。
思い出してしまったのだ…。
なぜ俺は撃たれる破目に?
なぜ俺はこんなことに??
それを考えれば考えるほど、世界は理不尽だと思うようになった。
しかし、まだ俺は本調子じゃなかったのだろう…。
気が付いたら、また寝ていた。
俺が目を覚ますと、ベッドの横には実莉がいた。
そして目を覚ました途端、実莉は叫んだ。
「やった!!」「西郷さん“カズキ”が目を覚ましたよ!!」
っと―――――――――――――――
カズキというのは俺に実莉が付けてくれた名前だ。
もう半分忘れていた。
記憶も曖昧な俺の人生では、そんなことは極々当たり前のことだった。
みなさんは自分の名前が好きですか?