ナンバー
私は車が好きです。
って言ってもあまり知りませんが(笑)
古いのだと、グロリア・セドリック。
最近のだと、クラウンアスリートかな。
外車はリンカーンとか?キャデラックとか?
まそんなもんです。ではどうぞ!!!!
俺がそんなことを考えている時である。
実莉が「ちょっと貸して」っとメモ帳を俺から借りて読み始めた。
するとしばらくして、実莉がふいに声を上げる。
「え?ちょっと待って!」
「これおかしいよ!」
俺はその言葉を聞き「どうした?」「何があった?」と聞いた。
すると実莉は「このナンバーおかしいよ」
「私車のことは詳しく知らないけれど、ここの東ってところありえないよ」
「普通はここに平仮名がくるから…」
「だから、その、、、漢字だなんておかしいよ!」
確かに、言われてみればそうだ。
ロッカーを探すときに目に入った車はすべて平仮名だった。
このメモ帳に書いてあることはおかしい。
俺達はそう考えた。
しばらくして、これが何かの暗号だということに気が付いた。
っというより、そう考えることにした。
たぶん、車のある場所を指し示すんだ…。
俺達はそう考えた。
しかし、どれだけ悩んだところで答えは出なかった。
気力、、、これが俺達の戦う相手だった。
「はぁ…」「わかんないや…」
実莉が弱音を吐いた。
まぁ無理もないか…。
俺達は、わからないことをわからないがゆえ、考え続けていた。
そう、、、5時間も…。
「そろそろやめにしようよ…」
実莉が後に続ける。
「わかった」
俺は実莉を気遣い、考えることをやめにした。
そして、食事の時間。
実莉はあることを言った。
「そういえばすっかり忘れてたけど、スーツケース…」
「スーツケースの鉄板はがして、箱の中身を見なきゃ!」
確かに忘れていた。
ナンバーの謎を解くのに必死になっていたから…。
だから、俺は「飯を食い終わったら開けよう」っと言った。
主人公は忘れん坊です。実莉も…。そして私もです(笑)