警告
世の中には色々な警告があふれていると思う。
みなさん、それが善か悪かを確かめて生きてください。
メモ帳…。
これには長々といろいろなことが書いてあった。
内容は以下の通りである。
「 まず、車のキーは黒いバンのキーだ。
その車ナンバーは名古屋432 東15-44 である。
それを探せ!次の探し物はそこにある。
次に、もう一つの鍵はスーツケースの鉄板をはがせ!
そこに小さな箱が埋め込んである。
それを取出し開けるんだ。
鍵はそれを開けるための鍵だ!
後、追手はいないと思う。
だが、念のために言っておこう。
たぶん助けになった、もしくはなっている人がいるだろう。
そいつに気をつけろ。
何かあってからでは遅いぞ…!
もう人が死ぬのは嫌なのでな…。
最後に、薬の効果が切れることはない。
だから待ち続けても無駄だ。
記憶が欲しいと思うなら、嫌な思い出が欲しいと思うなら探せ!
探し続けろ…。しかし、何も思うな。あいつらにかかわるな。 」
言っていることが矛盾しているのでは?
俺はまず始めにそう思った。
しかし、それだけ危険な相手ということなのだろう。
メモ帳が暗示させるのは“警告”。
それだけ慎重にやれ!行動しろ!
っということなのだろう。
俺は、死人を見た記憶はない。
しかし、人が死ぬのは、
人が自分の目の前で死ぬのはごめんだ。
それが自分のせいというのならなおさらごめんだ。
だから、俺は実莉に迷惑をかけないようにしようと誓った。
人には迷惑をかけずに死にたいものですね。
少なくても私はそう思います。