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[サガシモノ]  作者: 尖角
第一章
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メモ帳

メモ帳…。手帳…。

私はこういったものを使いません。

なぜなら使うのがめんどいから(笑)


ただそれだけです。

ではどうぞ!

 リュックの中身は、メモ帳と鍵2つとネックレス型のタグだった。


 なぜこんなものが?


 俺はタグの意味がわからなかった。


 しかし、タグに書いてあった文字を見て驚いた。


 [32716号   F ]


 32716号?


 一体?


 一体何を意味するんだ?


 俺はFというのか?


 それはあだ名なのか?それともイニシャルなのか?


 俺にはさっぱりわからなかった。


 しかしわかったことはあった。


 それは、俺達の想像をはるかに超えた何かが関係している。


 それだけだった。


 だって、何か大きな存在が関わってなくては、Sや他のみんなが死んだことや、俺が記憶をなくしたの説明がつかない。


 何かの実験か、それに準じるそれ相応なものがなくては説明がつかないのだ。


 俺はそう考えた。


 そう考えるしかなかったのである。






 鍵の一つは車の鍵だった。


 それがどこにある車の鍵なのかはわからない。


 今度はメモ帳を辿れということなのだろうか?


 たぶんそういうことなのだろう。


 俺は嫌になっていた。記憶探しというやつが…。


 同じことの繰り返し。


 わからないことは増えるばかり…。


 そんなのがいいと思う人間がいるだろうか?


 もしいたとすれば、俺にはそんな人間は理解できない。


 俺はそう思っていた。


 しかし、辿ることをやめてしまえば記憶に辿り着くことは一生なくなるだろう。


 偶然なんて言葉は信じていない。


 だから、偶然何かの拍子で記憶が戻るとも思っていなかった。


 俺はその理由から嫌になってはいたが、あきらめはしなかった。


 『記憶を取り戻したい!』 その一心で…。

「タグ…なんだか軍隊みたい…」

そう思ったあなた!正解です!(笑)

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