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雨の日のあの人

作者: 藤山さと

雨が降ると思い出す


雨が好きだと言ったあの人


部屋の窓の近くに腰掛けて


降っている雨を見るのが好きだと


あの人は言っていた


ポツポツ ポツポツ


と鳴る雨音が 心地よいのだと


あの人は言っていた



雨で濡れたアスファルトから


生暖かい夏の匂いが漂う


夏が近くにいるのだと


雨が教えてくれる



遠く離れたあの人は


元気でいるだろうか


この雨をどう思っているだろうか


雨を眺めながら 微笑んでいたらいいな


悲しい気持ちや 寂しい気持ち


不幸なことが 少しでも少なければいいな


今いるところで


しあわせでいてほしいと願う



あなたを想えるこの雨が


わたしは好きだ




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― 新着の感想 ―
雨が降ると思い出す、という一行目から惹かれました。雨が見せる景色、心地よい雨音、漂う夏の匂い。雨だから感じる情景が、そこにはありますよね。それを好きだと言っていた、相手を想う気持ちが心に響きました。 …
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