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神様候補の転生者は異世界のんびり生活を所望する  作者: sato
第三章 お嬢様レベリング編
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第三十二話 転職

2021/05/08 ステータスのアイテムの表記を修正しました。


2021/04/19 ステータス表記を追加し、一部内容の修正をしました。

ダンジョンの様子を窺っていると、勇也さんが目の前に現れた。


「勇也さん!」


「ニコル! 何で、こんなところにいる?」


「偶々です」


ユミナの《未来視》スキルに触れたくないので、誤魔化した。


「そんな訳無いだろ!」


「まあ、いいじゃないですか」


「でも、ちょうど良かった。スタンピードが起きた。閉じ込められた人達の救出を、手伝ってくれ!」


「救出ですか? 分かりました」


「助かる!」


「でも、どうしてスタンピードが起きたんですか?」


「うっ、それは言えない。俺の命に関わる」


『命? いったい、何があったんだ』と、心の声。


「よく分かりませんが、そういう事なら聞きません」


「すまん。一刻も早く、俺の《空間転移》スキルとニコルの《転移魔法》で救出だ!」


「はい。それじゃ、僕を各階に連れて行ってください。その後、二手に分かれましょう」


「そうだな」


その時、僕は気付いた。



「勇也さん、ちょっと待ってください。魔法で《変装》しませんか?」


「変装?」


「《転移魔法》を使える事を、知られたくないんです」


「そうだな」


僕達は素早く場所を移動し、別人に変装した。

これは、グルジット邸で入手した魔法書《無属性魔法》の一種である。


「凄いな。こんな魔法も、使えるんだ」


「ええ、まあ」


「それじゃ、《転移》するぞ!」


「はい!」


こうして二人は、スタンピード中のダンジョンに侵入した。



最初に逃げ場の無い、地上一階の通路で非常扉に閉じ込められた人達を助け出した。

そこは雑魚モンスターばかりで、怪我人はいなかった。


その後、地下一階から地下十三階まで、順番に転移してまわった。

その時、僕は違和感を感じた。


「勇也さん。何か、おかしくないですか?」


『ギクッ! もしかして、魔王に気付いたのか?』と勇也は思ったが、その事は口に出せない。


「何が、おかしいんだ?」


「魔物の《殺気》を、感じないんですよ。僕らを見ても、襲ってくる気配もありませんし」


「そう言えば、そうだな」


「何でですかね?」


「どっ、どうしてだろうな。俺にも分からない」


勇也は『魔王が関係している』と、心の中で思った。



「二手に分かれる前に、勇也さんに僕の魔力をあげます。大分消費してるでしょ」


「そんな事もできるのか? 助かる」


「それじゃ、いきますよ」


僕はそう言って、《魔力譲渡》を発動させた。


「凄いな。魔力が満タンになったぜ。それじゃ二コルは地下一階から奇数階を、俺は地下二階から偶数階を行く」


「分かりました」


こうして僕と勇也さんは二手に別れ、救出に向かった。



日を跨ぐ頃、ようやく救出が終わった。


だが、魔物に立ち向かったダンジョン探索者が、返り討ちに合い多くが死んだ。

一方、魔物の大群に恐れをなし、逃げ隠れした者は助かった。


そして僕達は合流し、地下十二階にいる。


「勇也さん。もう、人はいないようです」


「ああ、二コルのお蔭で助かった」


「それじゃ、《変装》を解いちゃいますね」


「ああ、頼む」


『シュタッ!』


《変装魔法》を解いていると、突然何かが現れた。



「ハハハッ! お主ら、ご苦労だったな」


「なっ、お前!」


勇也は《死ぬ魔法》を掛けられ、『魔王』と呼べなかった。


「勇者よ。仲間がおったのだな。しかも、なかなかに強い」


「偶然、会ったんだよ! お前のせいで、酷く疲れたぞ!」


「そうか、それは良かった。まだ動けそうだし、地上の《非常扉》を破壊してやろうか?」


男はとんでもない事を、口走った。


「ばっ、馬鹿な事言ってんじゃねえ! もう、懲り懲りだ!」


僕は二人の遣り取りを見て、目の前の男は何者なんだろうと思い《鑑定》してしまった。


「魔王」


その他の情報は、名前とレベルしか分からなかった。


「我を鑑定したのか。そう、お主の言う通り我は魔王だ」


僕は圧倒的な《レベル差》に冷や汗をかきながら、どう行動すべきか考えた。

そして、僕が辿り着いた答えは《転職》。


僕はステータスを開き、本業を《ダンジョン探索者》に変えた。

すると、僕は光りに包まれ、体の構造というかステータスが変わっていくのを感じた。


「なっ! ニコル、どうしたんだ?」


「こやつは、何をしておるのだ?」


勇也さんと魔王は、突然光り出した僕に困惑した。



そして光が止んだ時、僕の本業は《大魔導錬金術師》から《ダンジョン探索者》に変わった。


【名前】ニコル

【年齢】十五才

【種族】人族

【性別】男

【職業】(本業)ダンジョン探索者・大魔導錬金術師・見習い商人

【称号】-

【レベル】158

【体力】96400/96400←2410/2410(×40)

【魔力】48200/48200←241000/241000(÷5)

【攻撃力】5640←232(×20)+1000

【物理防御力】5640←232(×20)+1000

【魔法防御力】5640←232(×20)+1000

【筋力】4640←232(×20)

【敏捷】4640←232(×20)

【持久力】4640←232(×20)

【精神力】2320←232(×10)

【知力】4720←472(×10)

【運】2320←232(×10)

【賢者の石魔力量】500,123,234


【スキルポイント】140

【固有スキル】大魔導錬金術(Lv10)/検索ツール(Lv10)/亜空間収納(Lv10)

【スキル】剣術(Lv10)/体術(Lv10)

     魔力感知(Lv5)/危機感知(Lv10)

     魔力操作(Lv10)/魔法言語(Lv1)/身体強化(Lv10)/威圧(Lv1)/瞬動(Lv5)

     農業(Lv1)/採取(Lv1)/狩猟(Lv1)/採掘(Lv1)/御車(Lv1)/騎乗(Lv1)/料理(Lv1)

【魔法】火属性魔法(Lv1)/水属性魔法(Lv1)/風属性魔法(Lv1)/土属性魔法(Lv1)

    氷属性魔法(Lv1)/雷属性魔法(Lv1)/光属性魔法(Lv1)/闇属性魔法(Lv1)

    聖属性魔法(Lv1)/空間属性魔法(Lv10)/防御属性魔法(Lv1)/結界属性魔法(Lv1)

    重力属性魔法(Lv1)/付与属性魔法(Lv1)/無属性魔法(Lv1)/生活属性魔法(Lv3)

【武器】魔鋼の片手剣(攻撃力:+1000)・(強靭(中)付与)・(腐食耐性(中)付与)

【防具】オーガの皮鎧(物理防御力:+1000)・(魔法防御力:+1000)・(防汚(中)付与)

【アイテム】指輪(魔力回復(超特級)付与:全魔力回復所要時間8H)

      ネックレス(状態異常耐性(超特級)付与:完全耐性)


「ニコル、お前! ステータスが、滅茶苦茶上がってるぞ!」


「何だ、こ奴! 先程のステータスと、全く違うではないか!」


魔王は意外にも、驚いていた。


それもそのはず、魔王が見たニコルのステータスは、自分を上回っていたのだ。

だが魔法の実力は、魔王の方が圧倒的に上だった。


「ニコル、魔王を倒すぞ!」


「ちょっと待て! ニコルとやら、話しがある。勇者抜きで話しがしたい」


「えっ!」


僕は魔王のその言葉に、戸惑った。

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