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神様候補の転生者は異世界のんびり生活を所望する  作者: sato
第三章 お嬢様レベリング編
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第十二話 お嬢様達の初ダンジョン

今日から、お嬢様達のダンジョン攻略が始まる。


そんな日の朝食時の会話である。


「シロン。昨日の晩ニコル君とは、どうだったの?」


「私も、気になります」


「二人には、内緒ニャ」


「お前、僕らが帰って来た時から、ずっと寝てただろ!」


「いい夢、見れたニャ」


「それは、良かったわね」


シロンは夕べの事を、それなりに満足していた。


話し変わって、エミリとユミナにちょっと気になっていた事を聞いてみた。


「今日からダンジョンで今更だけど、二人はお嬢様なのに、何でレベルを上げたいんだ?」


「異世界に転生したんだから、チートがしたいに決まってるでしょ」


「今までも、二人で頑張ったんですけど、伸び悩んでしまったんです」


「チートか、やっぱりそうだよね。僕もその気持ち分かる」


「それに、三年後に魔王が来るからね。少しでも、生存率を上げたいし」


「魔王か。そう言えば、勇者の勇也さんがそんな事言ってたな」


「ニコル君が、魔王を倒しちゃえばいいのに」


「あまり、無責任な事を言わないで欲しいな。そう言う僕も、勇也さんに同じような事言っちゃったけど」


「昨日の話しじゃないけど、魔王を倒せばきっと上級貴族になれるわよ」


「それじゃ、ますます遠慮したいな」


「二人ともお喋りはその辺にして、ダンジョンへ行く支度をしましょう」


「そうだね」


「分かったー」



僕達は、ダンジョンに到着した。


三人の入場料は、ユミナが払ってくれた。

『猫の持ち込み禁止』とか言われると不味いんで、シロンは念の為、空の鞄の中に入って貰っている。


装備はおのおので用意し、僕は二人に何の手助けもしてない。

そこはまあ二人ともお嬢様なので、心配する必要が無かった。

今後必要であれば、付与アイテムを貸し与えたり、装備を強化する予定だ。


二人共魔法学科に進学してるので、当然魔法で戦うと思っていたが、エミリの方は剣と魔法で戦う魔法剣士スタイルだった。

どうも、父親譲りらしい。


「二人は初めてだし、地下一階からでいいよね」


「はい、いいです」


「そだねー。物足りなかったら、次の階に《転移》して貰おうかな」


彼女達は初ダンジョンという事もあり、地下一階から順番に攻めて行く事にした。

地上の通路を進み、地下への階段を降りた。


「へー、ここがダンジョンかー。わくわくするね」


「エミリったら、全然物怖じしないんだから。私は少し不安だわ」


「大丈夫だって。この階には弱い魔物しかいないって、ニコル君が言ってるじゃない」


「そうだけど、魔物でも命を奪うのよ。覚悟がいるの」


「まあ、私もそれには同意するわ。お互い頑張りましょ」


二人は、対照的な心情を語った。


「ご主人。シロンも、経験値貰えるのかニャ?」


「んー、分からないな。戦闘に貢献しないと、駄目なんじゃないか? 僕は戦闘しても、一切経験値が入らないけどね」


「ん? 何でニャ」


「神様から『錬金術でしか経験値が入らない』って、言われたんだ」


「「「そうだったニャ(のー)(んですか?)」」」


「でも、気にしなくていいから。ところで、シロンもレベルを上げたいのか?」


「せっかくだから、上げたいニャ」


「それじゃ、斥侯を頼めるか? 魔物を、僕達のところへ連れてくるんだ」


「ん、頑張るニャ。ご主人がくれた《物理防御力+1000の首輪》があれば、大丈夫ニャ」


「そうか、頼んだぞ」


「それじゃ、私が前衛でユミナが後衛ね。ニコル君は、危なかったら助けてね!」


「うん、任せて」


こうして、二人と一匹の魔物との初戦闘が、始まろうとしていた。

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