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神様候補の転生者は異世界のんびり生活を所望する  作者: sato
第二章 王都行商編
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第十一話 新たな魔法

食事処を出ると人気の無い場所へ行き、《転移魔法》で借家に帰った。


自身に《清浄》の魔法を掛け、ベットで横になり《防御属性魔法》の魔法書を読む。


それには、『適正のある者は早く扱えるようになるが、適正の無い者は使えなかったり、習得時間も掛かり強度も低い。可能であれば、適正の有無を調べてから訓練を始めた方が良い』と、書かれている。


「僕も気が付かなかったけど、店主は何も言ってなかったぞ」


そう呟きながらも、魔法書を読み進めていく。


「やっぱり、錬金術で作る土壁より使い勝手がいい。早速使ってみよう」


五歳の頃《空間属性魔法》を使うのに苦労したが、《魔法言語》スキルを習得したのと《知力》のステータスが上がってる為、自身がある。


魔法のページを開き魔法名と効果の説明を読むと、魔法のイメージも浮かんでくる。

魔法文字で書かれた呪文は読めるし、発音とテンポも何となく分かる。


初級の呪文を唱えると、縦1m×横0.5mの盾が目の前に現れた。若干反りがついている。


「よし、一回で成功した」


盾の移動を意識すると、意識したところに移動する。

そして、大きさも変えられた。


「後は強度を確認したいところだけど、今日はやめておこう」


盾を消えるように念じるとウインドウが現れ、ステータスの魔法欄に《防御属性魔法(Lv1)》とその派生に《盾》が追加された。


「《結界属性魔法》これがあるとテントで寝るとき便利だよね。この借家に掛けてみるかな」


早速呪文を唱え、家の外に結界を張った。


「おっ、結界張れたな。このままにして、明日の朝消そう。明日は露店を出すし、魔法は終わりにしないとな」


後ろ髪を引かれたが、露店の商品のラインナップと金額の設定をしないといけない。

場所の予約は、今日ギルドで済ませてあるのだ。


「でも今度は《飛行属性魔法》を覚えたいよなー。今日行った店には、無かった気がする。今度聞いてみよう」


レベル10になった《検索ツール》で探せば分かるだろうが、『誓い』の事もあるけど魔法書で勉強するという楽しみを奪う事にもなるのでやらない。



「よし、こんなものかな」


一通り、準備は終わった。

明日は王都で初めての露店だし、様子見のつもりでいる。

時間も遅くなり眠くなったので、明かりを消して寝てしまった。


朝起きると、結界はまだ残っていた。

必要ないので消すと、ステータスに《結界属性魔法(Lv1)》が追加された。


ステータスに反映される条件は、魔法を使い終わるまで待たないとだめらしい。

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