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神様候補の転生者は異世界のんびり生活を所望する  作者: sato
第二章 王都行商編
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第二話 十年間の変化(説明回)

2021/05/07 ステータスのアイテムの表記を修正し、一部内容の修正をしました。

      

全て、説明文です。

村は緩やかにではあるが、《十年》掛けて暮らしは楽になった。


農業の生産性を上げたり、この世界で高値で取引きされている《胡椒》を栽培するようになったのが主な要因だ。

その過程で僕の能力の一部を村人に知られる事になったが、騒ぎは一時で終わりその後普通に受け入れられた。


土木工事や建築工事を行うには、流石に隠し通せなかった。



次第にお金も溜まり、村で流通させる事もできた。


村を一つの会社に見立てて、村人に給料として現金を支払うようにした。

これは、僕の案である。


お金の流通と同時に、実家を新築し一階を《スーパー》にしてしまった。

食材や日用品を販売し、お金を使える場所を提供したのである。


僕が提供した《時間停止の魔法袋》のお陰で食料の《配給制》は無くなり、収穫や狩りで得た物は一度スーパーに集め販売される様になった。


その性能の方は、この国の錬金術師が作る一般的な物とは雲泥の差で良かった。



魔法袋の入手方法については、『山で見付けた宝箱の中から、五つも出て来た』と嘘をついた。


村人は素直な人達ばかりなので、この事を信じてくれた。

正直、この時は心苦しかった。


宝箱の話しが本当だったら、領主様に献上する必要があったかもしれない。

しかし、これは僕が作った物なので、そんな事は当然しなかった。


領都に税金の小麦を納めに行ったが、その時は『ダンジョンの宝箱から出た』と、ここでも嘘をついた。

役人からは『運が良かったな』と言われただけで、詳細は聞かれずに済んだ。



十年間で、レベルも驚く程上がった。


今のステータスは、この様になっている。


【名前】ニコル

【年齢】十五才

【種族】人族

【性別】男

【職業】大魔導錬金術師

【称号】-

【レベル】158

【体力】2410/2410

【魔力】241000/241000

【攻撃力】232

【物理防御力】232

【魔法防御力】232

【筋力】232

【敏捷】232

【持久力】232

【精神力】232

【知力】472

【運】232

【賢者の石魔力量】400,354,365

【スキルポイント】144


【固有スキル】大魔導錬金術(Lv10)/検索ツール(Lv10)/亜空間収納(Lv10)

【スキル】剣術(Lv10)/体術(Lv10)

     魔力感知(Lv5)/危機感知(Lv10)

     魔力操作(Lv10)/魔法言語(Lv1)/身体強化(Lv10)

     農業(Lv1)/採取(Lv1)/狩猟(Lv1)/採掘(Lv1)/御車(Lv1)/騎乗(Lv1)/料理(Lv1)

【魔法】空間属性魔法(Lv10)/生活属性魔法(Lv3)

【武器】-

【防具】-

【アイテム】指輪(魔力回復(超特級)付与:全魔力回復所要時間8H)

      ネックレス(状態異常耐性(超特級)付与:完全耐性)


僕の《職業》は、当初の《大錬金術師の卵》から《大錬金術師》を経て《大魔導錬金術師》になった。


『《大魔導》って何だろうか?』と思って調べたら、兎に角凄くチートな錬金術師という事だった。

《固有スキル》の名称も《大魔導錬金術》なので、深く考えるのを止めた。


そして僕の錬金術は、魔法のように火・水・風・氷・雷・光等を生み出す事ができた。

しかし、攻撃に転化するには多くの魔力が必要だった。


経験値という観点からはそれもいいが、使い勝手は良くなかった。


僕の場合、魔法の方が圧倒的に消費魔力が少ない。

レベル10の大魔法だろうが、魔法レベルと同じ10MPしか消費しない。


普通の人と理が違うのは、《賢者の石》が影響してる様だ。



レベルは158になったが、ここ三年間一桁ずつしか上がっていない。

最初は勢い良く上がっていたが、上がるにつれ必要な経験値(魔力)が莫大になっていた。


一般成人の場合、レベル3から10で落ち着く。


ダンジョン探索者・兵士・騎士といった人達は、レベル10から50位。

近衛騎士団団長で、レベル65っていう人もいる。


この世界にレベルやステータスという概念は無いが、《魔物》を倒すと強くなれるという事は知られている。


高レベルの人達は、いづれも魔物を倒しに《ダンジョン》へ足を運んでいた。



ステータス数値の方は、レベルの割りに低い。

唯一高いと言えるのは、《魔力》だけである。


《検索ツール》で確認してみると、《体力》と《魔力》以外の数値は、一般的に1レベル当たり1から3上昇するらしい。


僕の上昇率は、一般人と変わらなかった。



昔レベルは高くとも、ステータス数値が低く不安な時期があった。

それを、アイテム使って上昇させたりもした。


それだけでなく、《剣術》や《体術》を《検索ツール》の動画で学んだ。

そんな甲斐あり、今では大概の事から身を守る自身がある。


アイテムは自信と共に数を減らし、《魔力回復付与の指輪》と《状態異常耐性付与のネックレス》だけが残った。


どちらも改良に改良を重ね、素材に《オリハルコン》まで使い完成させたものだ。

これらは、《国宝級》と言ってもいい代物になっていた。


《魔力回復付与の指輪》は、僕の《莫大な魔力》を八時間で全回復できる。

これは、自然回復の三倍の速さだ。


お陰で、《賢者の石の魔力量》は大量に増えている。



僕は最近、錬金術で十年間作り貯めた商品を売る旅に出た。


その目的地は、この国で一番物価が高い《王都》である。

良い商品を揃えたので、少しでも高く売れる事を願うばかりだ。


充分な利益を上げたら街や村を回り、エシャット村で流通していない物を仕入れて帰るつもりだ。

村の生活を、更に豊かにする為に。


という訳で、僕が成人するまでの十年間の変化をざっと説明してみた。

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