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ただの叫び

作者: 行世長旅

もっと妬め。もっと嫉め。

抱いている劣等感を忘れるな。

妬んで嫉むしか、原動力になりえない。


自分が何も成さない間にも、かの人方はもっと先へ行く。

もっと先へ、行ってしまう。


突き放されてしまう。

人間性からして違うのだと思い知らされてしまう。

私は愚凡なのだと、決定されてしまう。


できないのなら、できない理由があるはず。

できない理由を解明すれば、対処もできるはず。

対処していけば、少しずつでも前進できるはず。


少しずつなんて駄目だ。

少ししか進んでいない間に、あちらはもっと進んでしまう。


いや、何を馬鹿なことを言っているのか。


少しすら進めていない人間が、少しだけでも進める想定で物事を語るなんておこがましいにもほどがある。


もっと妬め。もっと嫉め。

私にできるのは、嫉妬だけなのだから。

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