表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/17

自分の体をとりもどす

 勇者の体の隣に幽体であらわれると、飛行の魔法を使うように促し、

共に、教会へ行くようにお願いした。


「わかったよ、おにい」

 あたりは、夕陽が沈んでいく時間だった。夕陽を横目に、勇者のスズネは、まっすぐ全力で向かっている。


 その途中で、勇者には、魔王への思いを告げてほしい旨を告げると、快諾してくれた。これまで、6年勇者の体には、魔王がはいっており、すべての行動の記録が脳に刻まれているからだ。


 スズネは、彼女が行ったことを思い出しているようだ。ときおり、悲しそうな表情をみせているが、その思いをくみ取ることは、できなかった。


 スズネの好意により、教会にある僕の体を先に取り戻してもらえることになった。


 自分の体には、魔王が施した魔法によって、戻れなくなっており、魔王を解除するためのスクロール勇者が持っていた。


 スクロールを唱えると、スクロールは燃え尽き、薄く張られていた膜は無くなり、

僕は、吸い寄せられるように、自分の体に戻った。

「ありがとう」

 僕は、スズネに感謝を述べると、二人で、魔王がいるダンジョンに飛び立った。


 そのころには、既に日が落ち、魔法陣にならんでいる冒険者はいなかった。


 僕と勇者は、最後の魔王との対峙を決意し、魔法を発動するのだった。





多少興味が持てましたら、こちらもどうぞ。

僕は、この出会いに感謝する!!

https://ncode.syosetu.com/n9780fb/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ