Re:StartT
暖かい日差しの中、
目を覚まして周りを見回してみる。
森の中におり、周りには樹々がうっそうと広がっていた。
少し先には、3~4階だての廃墟がある。
ここは、見覚えがある、大陸の中央にあるエルフの廃墟だ。
勇者に連れられて通過した覚えがある。
僕の近くには、半透明の女の子の幽霊がいた。
〈起きたなら、わたしの体返してよ〉
目の前で憤慨してる女の子は、
リイナだ。自称大魔道士だが、今は史上最弱だ。
本来の実力は、魔王すら恐れる、この大陸で最強と呼ばれる彼女だ。
彼女が怒っているのは、僕が体に憑依して、乗っ取っているからだろう。
僕は頭を抱えた。 僕は、この展開を一度経験している。
僕は、この後自分の体を取り戻し、魔王を討伐して、
魅惑の新大陸に向かって船に乗っていたはずだ。
それが、目が覚めると、なぜか2週間以上前の
転移したところまで、時間が戻っているからだ。
〈やぁ、リイナ。ちょっとぼくの話を黙って聞いて欲しい。
内容は信じられないと思う……
明日には、君が体に戻れるはずだよ。そのあと、信じ続けるか決めてほしい〉
僕は、この後の旅の話から始め、魔王を討伐するところまでを、
とつとつと説明した。
多少興味が持てましたら、こちらもどうぞ。
僕は、この出会いに感謝する!!
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