第4話 黄泉の井戸
7月20日
PM9時30分
山道を一台の車が登って行く
無論、雫達の車だ
雫『ぅ〜…酔ってきた…』
玲『おいおい…もうちょいだから我慢しろよ?吐いたら怒るよ』
雫『ぅ〜後どれくらい?』
玲『このまま車で2分くらい進んだ所にちょっと開けた場所があるんだ。そこでUターンして徒歩3分ってとこかな』
雫『歩き!?』
玲『車じゃ入っていけないんだから仕方ないだろ?』
雫『それは…そうだけどさぁ…』
玲『っと着いたぜ』
玲は車をUターンさせみんな車から降りた
玲『行くぜ?』
みんな『了解!』
足場の悪い山道を進む事5分
玲【あん時は男だけだったからなぁ…女が居るって事考えてなかったぜ…】
玲『ここだ』
既に井戸の淵は崩壊していてライトで照らさなくてはわからない状態
つまり地面に穴が開いているだけになっていた
澪『うわぁ…危なすぎて近付く気になんないよ』
海『デマ…だな』
澪『?』
雫『何も感じないもんね』
玲『雰囲気が恐いけどな笑』
確かに鬱蒼とした森の中にライトで照らさなくてはわからない穴…恐い要素は十分だ
澪『なぁんだつまんないのぉ』
玲『無駄足だったな、次行くか』
雫『また山道か…嫌だなぁ…』
玲『ならここにいる?笑』
雫『もっと嫌!』




