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勇者見習いヤマダ

 


「お前に俺が越えられるか?」


 伝説の勇者アドバルトはこう言った。

 幾多の困難を、世界を、そして仲間たちを救ってきたその手で。

 幼い僕の頭をくしゃりと撫でて挑発的に微笑した。


「越えてみろ。お前が本当に、勇者になりたいと願うならな」


 僕は忘れない。

 この誓いを。

 彼の偉大なるその背を越え、いつか……

 いつか必ず、最高の仲間たちとともに最強の勇者になってみせる、と。

 



 ◆



 それから数年後──。



 冒険家育成学校 初等部勇者科に入学して一ヶ月。

 やっと、僕は勇者見習いとしての第一歩を踏み出すことになりました。

 これから学校長が半ば強制で勝手に編成して作ってくれたチームとともに、チーム適性試験に挑まなければなりません。

 冒険でのチームワークはとても重要です。

 チーム一丸となって、学校長の出す全ての試験をクリアすることができれば、僕は晴れて勇者になることができ、その時のチームメンバーが一緒に冒険する大切な仲間になります。

 僕は学校長が編成してくれたこのチームを……いえ、たぶん仲間と言っちゃっていいのかどうかも疑わしい仲間たちとともに、これから第一試験に挑むことになりました。


 まずはレベルの低い魔物退治が第一試験です。


 水色スライムを三十匹、頑張って討伐してきたいと思います。



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