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あるいちにちのおわりに

作者: 秋葉竹
掲載日:2026/03/13


 


あさがたから

降りつづく雨が

鋭い白い矢のように湖面に刺さる


昼前には

雨があがった青空に

大きく七色の弧を描く頑是ない虹


恥ずかしい久しぶりな涙


崩れ落ちそうな遠ざかる橋


たった一度の深い悲しみは

なにごともなかったかのように

鏡のような心を裏切るだろう


街はどこにも愛など転がしつづけ

夜の光は人工花の美しさを照らしつづける

なにも知らないままで幸せを探そう


いつのまにか未来は現実となっており

ほおって置かれた愛が

震えながらちいさな純情にむしゃぶりつく


氷の影が家家の団欒を侵してゆく

ささやかな涙の時間もそっと凍らせる希望

佇んで飲み干す毒薬もいまや尽き


ただ笑っているしかなくなる


崩れ落ちながら笑っているしかなくなる







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