7 陸は高額請求だけは避けたい
作者「あれ? 意外と短いな……。」
(もっと長くしないと姉に怒られる……。)
25,9,8修正。
勢いで「はい!!!」って言っちゃったけど、大丈夫かな……後で高額請求されたりしないよね……?
……まあ……出世払いにしてもらおう。でも、それでも無理なら最悪父さんに土下座して……。それでもお金が集まらなかったら親戚中土下座して回って……。
でも待てよ?
「猫を追いかけたら空を飛べる不思議な少女に出会って、気まずい空気を何とかするために『魔法見せて』って言ったから高額請求されました」なんて……
信じてもらえるわけない!
終わった……。人生終わりだ。もうそんなことになったら家売って、土地売って……それでもだめなら臓器……いやだー、逃げたい! 過去の自分を殴りたいーーー!
「えっと……じゃあ、いくよ……?」
僕が高額請求された時の対処法について悩んでるとき、彼女の声が場に響いた。
彼女の一言で、彼女の周りにある風がざわめき、彼女を中心にゆっくりと回り始めた。
やがて彼女がゆっくりと上に上がり、髪や、彼女の羽織っている羽織が重力に逆らって少し上に上がる。髪や羽織は風でなびいているかのように少し揺れていて……。
すぐ後ろに森があり、電気などの人工物がほとんど見えないのも相まって――
とにかく、そこにあるすべての物が神秘的で、綺麗だった……。ずっと見ていたい、そう思った。
そして、その神秘的な世界を壊したのは……
「姉さん? 何やってんの?」
やってきたのは、韓紅色の髪と、天色の眼をした少女。
その少女の一言で、先ほどまでの神秘的な空間は壊れた。
僕が少女を見ると、左手に猫を抱えてた。
あ……僕が追いかけてきた猫だ! ……なんで僕はダメであの子はいいの?
こんちゃ。キキです。
今日は、前書きに出てきた作者の存在について説明しようと思います。
作者とは、基本的に私と思っていいでしょう。
ただ作者は、魔法物語(過去名)を思いついた小学校低学年の頃の私で、心身ともに幼いです。
話変わるけど、キキはまだ十代なのに精神年齢35なんですよ……。
クソババアって言われ始める前に職に就きたい……。
まあ、最初の頃は、もうちょっと平和で、2見たことのない物に出てきた『蒼真』くんもいないですね。