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6 猫の存在忘れないでね?
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どうしよう……。
警戒心むき出しの視線が痛い……!
あの後、とりあえずハンカチを渡して落ち着いたけど……。
警戒されていることは変わりないらしい。まあそりゃそうか。
いきなり現れたと思ったらいきなり手を叩き出してこっちが混乱してる間にめっちゃ恥ずかしがるんだもんな。(客観的)
なんとなく、気まずさを紛らわしたくて出た言葉……。
「……あの……その、さっきの、浮いてるとこ……もう一回見せてくれないかな……。」
バカバカバカバカバカ! こんなこと、了承してくれるわけないに決まってるだろ!
無難に天気の話でもすればよかっただろうが!
しかし、少女はスッと立ち上がり、泣いたせいで少し鼻が詰まっている声で言った。
「………………いいよ。」
「……ふぅえぇ?」
僕は多分、すごくアホな顔をしていたと思う。
了承……された……?
「今から浮くから……言っとくけど、一回しかやらないからね!」
「え?」
「二度目は無いよ!」
「え……?」
「返事は!!?」
「はっ、はい!!!」
( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \